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読書感想文は“本選び”が9割? 大人も知っておきたい「感想文を書くコツ」とは

誰でも書ける方法があります。

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「夏休みの宿題」の王様といえば、読書感想文! あの独特の課題は簡単なようでとてもむずかしい。正直に本の感想を書いてもどうも上手くいかないなあ…という人もいるのではないでしょうか。そこで記者が個人的に学生時代から実践していたTipsを共有したいと思います。

1. ページ数が少ない「短編」を選ぶ

そもそも読書感想文は本を選ぶところからが戦いです。本のなかにも感想文を書きやすい本と書きにくい本があるのです。

どういうことかというと、最もわかりやすいのが「ページ数」。分厚い本は読むだけで数日間かかりますし、最初のほうに書いてあったことまでしっかり覚えていないといけないので難易度は高いです。

また、本の種類としては小説がおすすめです。動物図鑑や電車の時刻表のようにデータがメインのものだと、後述する「感想」が書きづらいためです。

その点、「10分で読めるお話」シリーズは完璧。

2. 中高生は芥川龍之介か志賀直哉がおすすめ

というわけで、読書感想文のネタに選ぶなら長編ではなく、さくっと読める短編小説が狙い目。たとえば中高生なら、芥川龍之介か志賀直哉あたり。

芥川龍之介

志賀直哉

こうした短編が優れているのは、短さゆえに作品のテーマがわかりやすいところ。長編の場合は全編にわたってそのテーマがうっすらと描かれているのに対し、短編はストレートに訴えかけてきます。

たとえば芥川龍之介の「地獄変」(紙の本で29ページ)や「蜘蛛の糸」(なんと8ページ!)はストーリー=テーマそのものです。

屏風絵を完成させるために自らの娘を焼く絵師、あるいは天国から垂らされた一筋の糸にすがり他人を蹴落とす罪人。もう主人公の存在そのものがたった1つのテーマ性を帯びていて、えー、つまりは説教臭いのです。

3. 感想ではなく、「自分が主人公だったら…」を書く

でも説教臭いのは読書感想文にとってチャンス。その作品が伝えたいことがわかりやすいので、主人公の行動を自分の普段の生活に置き換えてみて、「自分だったらどうするか」を考えてみましょう。

読書感想文における感想とは、「おもしろかった」「怖かった」という直球ではなく、「自分だったら、どうしたこうした」と自らの立場に置き換えたコメントです。

自分だったら蜘蛛の糸にぶらさがったときに他の人を蹴落とすだろうか。「そんなことはしない!」「いや同じことをしてしまうかも?」どちらでもいいので、なぜ自分はそうするのか理由とともに書いていきましょう。

4. 大人も子どもも「読書感想文 書き方ドリル」は激推ししたい

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