ファミマの新作、極旨 黒豚まんは「あの551に並ぶ美味しさ」

    今年の新作肉まんが発表されました

    先日、ファミリーマートの2019年度新作中華まんの試食会に行ってきまして、今年の目玉商品を味見してきました。

    ファミマといえば、名作「湯葉包みトンポーローまん」や高級志向の「プレミアム肉まん」などを送り出し、中華まんに並々ならぬかなりこだわりを持ったコンビニチェーンとして知られている。

    2019年度はどんな新作を投入してくるのか、その動向に注目が集まっていたが、今年は“2つの特徴”を押し出してきた。

    1. チーズをつかった中華まんを新たな定番に

    こちらは9月10日発売予定の「チーズ肉まん」。

    モッツァレラ、ゴーダ、チェダー、パルミジャーノの4種類のチーズを組み合わせることで、とろーりとしたチーズの伸び、そして肉の旨みに負けない力強い味わいを実現している。

    肉は食感とジューシー感の両方を感じられるように、三元豚を2種類の大きさにカットしたものが入っている。

    玉ねぎも「炒め」「脱水」「生」という3種類の製法で調理されたものが混ぜ合わせられている。

    2種類のカットサイズの三元豚、3種の製法の玉ねぎ、4種のチーズというこだわりが詰まっているチーズ肉まん。今年は新たな定番商品として育てていく方針だ。

    そして従来からあった「ピザまん」も改良が加えられた。

    2018年までとチーズの量は変えず、ナチュラルチーズの割合を増やすことでチーズの風味をアップ。「圧倒的なチーズの存在感を感じられるようになった」としている。

    こちらもチーズ重視の今年のファミマにおける重要商品だけあって、チーズの旨みがたしかに増しているように感じた。

    ピザソースもチーズに負けないように、濃縮トマトを新たに追加し、よりバランスの良いピザソースに仕立て上げたという。

    2. 定番商品のさらなるおいしさ向上

    チーズのような飛び道具を用いると同時に、定番商品に着実なアップデートも施しているのが今年のファミマである。

    たとえば生地はファミマ専用小麦粉を使用し、二段階熟成発酵したうえで包餡している。これは中華まん専門店と同じ工程だという。

    今年はさらに生地の配合を見直し、ふっくらもっちりした食感を感じられる仕様になっていると発表された。

    肉まんの肉はバラ肉を加えることでジューシー感をアップするなど、生地やチーズに負けない存在感を出す工夫がなされている。

    そして生まれた究極の肉まんが「極旨 黒豚まん」

    税込198円。定番に肉まんより68円も高い、今年のファミマの肉まんにおける“フラッグシップモデル”だ。

    昨年まで発売されていた「プレミアム肉まん」の流れをくむ高級路線の肉まんだけあって、その中には技術と素材の粋が詰め込まれている。

    二段階熟成発酵、アップデートされた生地の配合、そして豚肉は鹿児島県産黒豚を100%使用。玉ねぎは甘みの強い淡路島産玉ねぎを前述の3種の製法で混ぜ込んだ。

    原料からこだわり抜いた、一段上の肉まん。試食会の現場で話したファミリーマートの広報担当者は、自らが大阪府出身と明かした上で、「あの551に並ぶ美味しさだと思っています」と自信のほどをのぞかせた。

    551といえば大阪名物の肉まんだ。たまに関西方面に出張に行った同僚がお土産に買ってきてくれる。正直、テンションが上がるやつだ。

    なのでたまにしか食べないわけだが、その記憶の中の味をファミマの極旨 黒豚まんは超えているだろうか。

    個人的には遜色ないのでは、と思う。極旨 黒豚まんのもっちりとして旨みのある生地、ジューシーでびっちり詰まった(通常の肉まんの1.5倍の量)肉の味わいはコンビニの肉まんとは思えない完成度だ。

    この極旨 黒豚まんは8月20日から全国のファミリーマートで販売されている。

    しかも今日、8月26日までは198円が150円に値下げ中。

    残り時間はわずかだが、比較的涼しい今夜は極旨 黒豚まんにチャレンジしてみるチャンスかもしれない。