もう「ビールの代わり」じゃない。無色透明になったオールフリー、職場で飲めるように進化

    会議中に飲んじゃおうぜ。

    サントリーのノンアルコールビール「オールフリー」に新商品。

    それがガラッと変わる。

    6月から、これ。

    そして液体は透明!?

    もはやノンアルコールビールっぽさはゼロ。

    狙うは「無糖炭酸」という潜在ニーズ

    ノンアルコールビールというと、どうしても「ビールの代替品」という立場からは逃れられない。

    しかし世間ではここ数年、無糖の炭酸水(要はソーダ)が大人気。サントリーの集計によれば2017年は前年比121%の成長率だった。

    オールフリーには夜のビールの代わりだけではなく、より広範な無糖炭酸としての可能性があるのではないか。それが今回の新商品のコンセプトである。

    液体の色を透明にし、容器をペットボトルにしたのは飲用シーンを広げるためだ。

    本来、ノンアルコールビールは炭酸飲料なんだから、職場で飲んだって問題ないはず。

    それでも「ビール」というカテゴリに入れられて、見た目が缶ビールっぽいと、やっぱり飲みづらいという人もいるだろう。

    肝心の味はどうか? 見本品を飲んでみる。

    口元に近づけた途端、ふわっと麦芽の甘さと渋さが混ざった香りが漂ってくる。

    ちょっと上品なホワイトビールのような香り。これは絶対美味しいはず。

    味は紅茶かハーブティに近いだろうか。そこに強めの炭酸が加わって喉をピリッと刺激していく。

    ゴクリと飲んだ喉ごしはビールそのもの。

    ビールほど苦くないし、もちろんアルコールもない。でも飲み込む瞬間はビール並みの切れ味。

    いいとこ取りだ。

    結論、これは美味いわ。

    新しいオールフリーは6月19日にコンビニ限定で発売。

    価格は150円程度になる見込み。

    なお、従来の缶入りオールフリーも販売が続く予定だ。