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「自分の疲れに気づきにくい人へ」というマンガがTwitterで話題になっています。




新型コロナウイルスとともに訪れた“新しい普通”の生活。
そんな生活に慣れていくことを実感していた竹内さんですが、SNSの一言をきっかけに背後にある「ストレス」の存在に気がつきます。
コロナ禍でのやり場のない不自由さを描いたマンガには、思わず頷きたくなります。
マンガを投稿したツイートには、1万3000件以上のいいねが集まりました。
読み終わった人の中には「共感だけでなく、心が軽くなりました」「心が救われた」などたくさんのコメントが寄せられています。
マンガ制作の背景を、作者の竹内絢香さんにお伺いしました。
ーーたくさんの反響があったことについてどのように感じていますか?
私と同じように、気付かないうちにストレスをためてしまっている人がたくさんいるのだな…と実感しました。
ーーコメントもたくさん寄せられていましたが、印象的なコメントはありましたか?
自営業の方から「休業休業で去年よりある意味物理的に長期の夏休みとったようなモノなのに全然休まらなくて、ストレスMAXです」というコメントをいただきました。
私も肉体的には以前よりよく寝たり、休息する時間が取れたりしているのですが、気持ちが不安定だと感じることがあります。疲労感というのは身体的な疲れ以外からも襲ってくるものなのだなぁと思ったので、気を付けたいです。
ーー作品がぱったり書けなくなってしまったとき、竹内さんはどのように状況を克服しましたか?
荒療治ですが、なんでもいいので描けそうなものから描いていくことで状況が打開できました。私の場合は、創作漫画をお休みして、コミックエッセイを描き始めたことで、また色々なものが描けるようになりました。
あとは可能であれば、ストレスの元となる評価や、SNSから離れることが大事だなと思います。
ーーストレスのコップが溢れないために、日頃から心がけていることや実践していることはありますか?また、自分を労わるために、何かされていることはありますか?
制作のために、最近はものすごく自分の心身の健康に気を遣っています。
早寝早起きが基本で、好きなものをよく食べて、めんどくさいなと思っても散歩に行くなど運動するという、基本的な「健康な生活」がなんだかんだ一番重要で効果があると感じています。
自営業なので週末も終わらなかった仕事をしてしまうことが多かったのですが、少なくとも週に1日は、仕事と全く関係のないことをしてリフレッシュするようにしています。
ーー「新しい普通」の中で得られた、ポジティブな気づきはありますか?
よりマイペースに生活を構築することができるようになったので、いらないものを捨てて、自分が本当に大切だと思うものや人に対して、より時間と手間をかけられるようになりました。
あまり自分から物事を企画したりするタイプではなかったのですが、こういった環境だからこそ、大切にしたい人には自分から声をかけたり、連絡をするようになったので、とてもよいことだと感じています。
ーー似た境遇の中で過ごしている読者の方に向けて、メッセージがあれば教えてください。
きっとどなたも「自分で思った以上に疲れている」状態だと思うので、休むことを悪いことだと思わず、存分にご自愛してほしいです。休み下手さんは、一緒に練習しましょう笑!
ーーありがとうございました!
疲れた心にそっと寄り添ってくれるマンガを描いている竹内さん。そんな竹内さんのマンガがエッセイ本になりました!

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