「知恵熱」という言葉、40%以上の人が本来の意味を知らない説

    これは知らなかった……!

    突然ですが問題です

    本来の意味とは異なる「知恵熱」の意味

    日常生活や文章の中でよく使われている「知恵熱」という言葉。「深く考えたり頭を使ったりした後の発熱」という意味で使っている人も多いのではないでしょうか。実はこの言葉、本来は違う意味の言葉だったんです。


    ちえ‐ねつ〔チヱ‐〕【知恵熱】 の解説

    1 乳児にみられる原因のわからない発熱。昔は知能の発達と関係があると考えられていた。

    2 俗に、頭を使いすぎたときに起こる熱。

    出典:デジタル大辞泉(小学館)

    デジタル大辞泉によると「知恵熱」の本来の意味は「乳児にみられる原因のわからない発熱」。

    もともと「頭を使いすぎたときに起こる熱」という意味は誤用だったようですが、その意味で使う人が増えたこともあり、辞書にも掲載されるようになったようです。

    文化庁が発表した「国語に関する世論調査」の平成28年度調査では、「知恵熱」の意味を「深く考えたり頭を使ったりした後の発熱」だと思っている人が40.2%、元来の意味である「乳幼児期に突然起こることのある発熱」だと思っている人が45.6%というデータが出ています。

    みなさんはどちらの意味で使っていましたか?