お母さんたちはめっちゃ頑張ってる 時にはズボンも履かずにね
子どもを抱えてトイレに駆け込むことだってある。
ギドレー・ゴメスはインドにルーツを持つプロカメラマン。彼女もまた子どもを育てる親の1人。彼女はこれまでたくさんの親とその子どもたちの姿を写真に収めてきた。
Instagram: @picturesbygg
ゴメス自身が母親だからこそ、写真に写る家族が「本当の姿」ばかりでないことは理解している。「依頼された写真のほとんどは花に囲まれて赤ちゃんにキスをする母親の姿に代表される夢のような美しい構図ばかりです。でも、家に帰れば現実世界に引き戻されるの。私には2人の子どもがいて、そこには虹もユニコーンも蝶々も存在しない」
母親のリアルをより写すための写真を彼女は撮り始めた。そうすることで、「朝食・ランチ・夕食作り、掃除、洗い物、洗濯といった母親が生きるルーティーン」を写真に収めることができると考えた。

Giedre Gomes / Via picturesbygg.com
モデルとなる母親をFacebookで探したが、結果は散々。そこでゴメスはママ友に被写体になってくれるよう持ちかけた。 「ズボンを下ろして、トイレに座ってくれるモデルを探していると伝えると『私は無理よ!』と断られてばかり。でも、近所に住むジェミーは『問題ないわ!』と言って引き受けてくれたの」

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ゴメスが撮影した写真には彼女がこれまで母として経験してきたこと、もしくは今も経験していることが詰まっている。

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ソファーの上で飛び跳ねる子どもたち。これが日常。

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1人になる瞬間は1秒たりともない。例え、それがシャワーの中でも。 「どんな時も、シャワーを浴びる時も、3歳の息子はトイレの近くで座って私を待っています」とゴメスが語る。

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子どもと一緒に洗濯をするのは、いつだって大きなチャレンジだ。

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時にはこんな束の間の休息もこっそり撮影している。

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こんな瞬間も。

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子どもだったら許せることだってある。

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朝起きると目の前に足がある、なんてこともよくあること。

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料理はこれまで数え切れないくらい、こなしてきた。

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助けが欲しいとき、本を開くことも少なくない。

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でも、忘れないで欲しい。そこには子どもと過ごす楽しい瞬間、素晴らしい瞬間もたっぷり収められているから。

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ゴメスが思っていたよりも、ポジティブなリアクションが彼女のもとへ集まっている。もちろん否定的なコメントをする人もいる。例えば、母乳を飲むにはこの子どもは大きすぎるといったものも。

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「彼は大きいから、実際の年齢よりも大きく見えるんです」とゴメスはいう。「でも、彼は2歳にもなっていないんです。授乳シーンを撮ることにはこだわりました。だって、私自身、息子を抱えての授乳をするのは楽ではありませんでしたから」
最後に、ゴメスは写真を通じて専業主婦の母親たちは1日中眠っている訳ではないと伝えたいと語る。「完全な休みをもらえる日はありません。母親でいるというのはとても大変な仕事です」

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この記事は英語から翻訳されました。翻訳:千葉雄登