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「体重は健康の指数じゃない」有名ドラマ出演女優が、摂食障害に苦しんだ過去を告白

「私が学年で一番重かったの」。ドラマ『グッド・プレイス』への出演で知られる女優ジャミーラ・ジャミルが、過去のトラウマについて語った。

コメディドラマ『グッド・プレイス』のタハニ役で知られる女優ジャミーラ・ジャミルがBuzzFeed NewsのTwitter番組 AM to DM に出演し、摂食障害に苦しんだ過去を明かした。

ドラマの最新シーズンについては、タハニの恋愛に動きがあると番組ホストのアイザック・フィッツジェラルドに伝えている。

「タハニはついに行動に出ると思う」

またタハニの悩みや葛藤は、彼女自身の10代を思い起こさせると語った。

「シーズン1で『うわ、これ私の10代の時だ』と感じた。誰の視界にも入っていないような感覚。タハニも外に感情を吐き出していたけど、誰も受け止めてくれていなかったの」

死後の世界が舞台のドラマの中で、全ての人間に必ず存在するとされている「ソウルメイト」。タハニのソウルメイトが誰か、ジャミルは口を閉ざしてきたが、番組内で候補に上がったのはなんとイギリス王室のハリー王子。

「ハリー王子は楽しくて地に足がついているから、タハニの理想的なソウルメイトかもしれないね」と語った。

その後、話題はジャミルが声高に訴える「体型イメージ」の問題に。自身が10代の頃、拒食症を経験したと告白した。

授業で「割合」について学ぶ一環として、体重を使って実験を行った。当時の数学教師の思いつきだった。

クラスメートが見ている前で体重を測定しなければならないことが、彼女にとって苦痛だった。

「みんなの前で体重を量り合わないといけなかった。数字も見える。それで、私が学年で一番重かったの」

「私が学年一重いってみんなが話しているのを、それから3週間は聞いた」

この出来事がきっかけとなり、不健康な食生活に陥るようになったという。

「その頃から食べるのをやめて、それが拒食症になった。14歳くらいの時には、身体醜形障害を患っていた」

当時を「人生で最悪の時期」だと振り返るジャミル。やり直して自分の体をもっと気遣えればと願いながらも、現在は似た境遇にいる人々への支援に尽力している。

その一環として、「IWeigh」というプロジェクトを開始した。女性たちが体重を気にかける代わりに、自分たちの成功体験について語り合う場を設けている。

「体重は健康の指数じゃない」とジャミルは語る。

「数字自体にはなんの意味もないの」

「物語や、日常の会話の中で(体重について)扱われるべきではない。子どもたちの体重を量ってそれを伝えるなんてことも、絶対にしなくていい。トラウマを生むだけから」

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昨日も、きょうも、これからも。ずっと付き合う「からだ」のことだから、みんなで悩みを分け合えたら、毎日がもっと楽しくなるかもしれない。明日もがんばる私たちへ。

BuzzFeed Japanでは性や健康について考え、「男らしさ」や「女らしさ」を超えて、自分らしく生きる人を応援するコンテンツを届けていきます。

10月1日から10月11日の国際ガールズ・デー(International Day of the Girl Child)まで、こちらのページで特集を実施します。

この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:髙橋李佳子