「読み出したら止まらない」「今1番気になる漫画!」“眠れないオオカミ”を描いたマンガが引き込まれると話題に
「眠れないオオカミ」という漫画がSNSで話題になっています。同じ場所にずっと立っているオオカミ。どうしてずっとその場を動かないのか、気になる展開にトリコになってしまいます!
「眠れないオオカミ」というタイトルの漫画が話題になっています。
「眠れないオオカミ」①






















めちゃくちゃ続きが気になるー!
ストーリーだけでなく、絵や色彩にも引き込まれてしまいました。
この漫画を投稿したツイートには18万件以上のいいねが集まり、「読み出したら止まりませんでした」「続きお待ちしてます!今1番気になる漫画!!」など、多くのコメントが寄せられています。
作者はしたら領さん。漫画制作の背景について聞いてみました!
ーー多くの反響があったことについて、どのように感じていますか?
とてもビックリしています。
初めてのバズりだったので、特に最初の3日間くらいはてんやわんやで浮き足立ってました笑
嬉しさ半分、ビックリ半分です。
今は少し落ち着いて、そろそろマイペースに創作活動に戻らなければなあという感じです。
それと今仕事をしながらマンガを描いているので、これを期に作家活動一本に徐々に移っていけたら嬉しいなと思っています。

ーー「眠れないオオカミ」を描くきっかけになった出来事などはありますか?
漫画を描き始めた頃に、お試しでいろんなタイプの4P漫画を描いていました。
何作品か描いていく中で、なかなか頭ひとつ抜けないというか…どうしようかなと思っていた時、何となく思いつきで描き始めたのが「眠れないオオカミ」の一話でした。
それが500イイねくらい付いて、1番反応が良かったので続きを描こうと思いました。

ーーこの物語を作る上で工夫したポイントなどはありますか?
実はまだ物語を完結させた経験がなくて、分かったようなことしか言えないんですが…足し算の気持ちで描いてます。
毎話、毎話、面白いことを積み重ねていこうと、後だしジャンケンで繋がりを創っていきました。
ただ、今は終わりに向かって収束していかないといけないので、編集の方と物語の先々まで考えて創り始めたところです。

ーータッチや色使いなどがすごく特徴的で、見入ってしまいます。このスタイルは、どんなものから着想を得て出来上がったのでしょうか。
最初期に一年ほど絵本を描いていた経験があり、段々とコマワリが増えてきて漫画に近くなってきたので「いいや漫画を描いちゃえ」と思い、その名残というか……もともと絵本的な世界観を表現したかったからかなと。
それと、バンド・デシネ(ヨーロッパのコミック)に出会ったのも大きかったのだと思います。
ニコラド・クレシーが好きです。
ーーしたら領さんは、プロの漫画家を目指す人たちが学ぶ「コルクラボ マンガ専科」に所属していますね。そこでの学びや成長があれば教えてください。
マンガ専科に関しては、なによりも漫画のコミュニティに所属できたのが有り難かったです。ずっと1人でコツコツと描いていたので。
フィードバックをすぐに貰えるのはとても貴重なんだなと、この半年間で一気に成長出来たような気がします。
もともと溜め込んでいたエネルギーがあったから、というのもあるとは思います。
マンガ専科の座学的な面に関しては物語の終わりに向けて、これから発揮されるのだろうと思います。

ーーインスタグラムの自己紹介の所に「絵本コミックをつくりたい」とありますが、したら領さんが考える「絵本コミック」とはどのようなものなのでしょうか?
マンガと絵本の間というか…両方の文化の中で育ってきたので、小さい頃に感じたキレイでかわいい絵本、カッコよくて没入させられるマンガとの出会い、その原初体験のカケラを集めてキレイで謎めいた怪しく輝く宝箱を創りたいです。
ーーこの物語が完結した後は、どのような作品を描きたいと思っていますか?
描きたいものはたくさんあって…けど自分は1人だし、何かを選んでいかないといけませんもんね。
何を選ぶかは正直わかりませんが、しばらくは同じような中身を描くことになるような気がします。
表面は違っても、核は似たようなモノを。きっとそんな気がします。
続きはこちらから読めます!
「眠れないオオカミ」④ (1/3)
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