【写真】傷と祈りと。ヤジディ教徒が自ら写す難民キャンプの生活

    ISによる大虐殺後の日常

    2年前、イスラム国(IS)がイラク北部の街・シンジャールを制圧した。その際、子ども2万5000人を含む、クルド系少数宗派のヤジディ教徒の人たちが捕らえられた。何千人もの男性が処刑された。何百人もの女性や少女たちが拉致され、性奴隷として監禁された。

    ユニセフは昨年、若いヤジディ教徒25人のために、写真のワークショップを始めた。以下の写真は、イラク北部、ドホークの街の近くにある難民キャンプで生活するヤジディ教徒の若い女性たちが自ら撮影した。写真は、ユニセフから提供された。撮影に参加した全員がカメラを持ち帰った。

    2016年7月、イラク北部のエルビル城砦で行われた展覧会の際、ポーズを取る写真家たち。左から、Manal Barakat Elias、Khawla Shamo Hassan、Samia Jinda Khudeda。

    14歳のSafiya Soleymanは、ドホークのキャンプで生活するヤジディ教徒の子どもたちを撮影した。

    左: Bafrin Khodeyda Ahmadの母。「この写真を撮影するのは本当に大変でした......」とBafrin。「彼女が泣き始めると、私も泣き始めました」。右: カンケの難民キャンプで生活するヤジディ教徒の老人。