家財道具と一緒に捨てられたわんこ。その姿を見た人たちが支援の手を差し伸べた

    何千もの人が写真をシェアしました

    米デトロイトで、捨てられた犬を救助する活動をしているダスティン・オリバー。捨て犬がいると聞いて現場にやってきたダスティンが見つけたのは、マットレスの上で丸くなり、帰ってくることのない飼い主を待ち続けるピット・ブルでした。

    近所の人の話によると、犬の飼い主は1か月前に家を去り、犬は置いて行かれたそうです。

    ゆっくり仲良くなっていこうと決めたダスティン。その晩彼は、夜中の1時までブーと一緒にいました。

    次の朝ダスティンは、朝ごはん(ソーセージ・マックマフィンを2つとハッシュドポテトを2つ)を持って、再びブーの元を訪れました。

    ブーは食べ物をガツガツと食べつくしました。

    その日の午後、ダスティンはブーにリードをつけることができました。その後さらに45分間を一緒に過ごしました。

    「僕とブーは、会話をしていただけです!これからどうなるのか、そして今後はもう彼が傷つくようなことはないということを、彼に伝えました」とダスティンは言います。

    その後、ブーの健康状態を確かめるために獣医に向かいました。

    こんなことが起こっている間、ブーの話はネットで急速に広まっていました。ブーがマットレスで丸くなっている姿を映した最初の写真は、何千人もの人にネット上でシェアされました。また、ブーを引き取りたいという申し出もたくさんありました。

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    寄付金を送る人も出始めました。これはブーにとって良い知らせでした。診断の結果、犬糸状虫症の第2期を患っていることがわかったからです。

    そして、心を閉ざしてしまったブーと根気よく過ごしてきたダスティンの努力が報われる時がとうとうやってきました。彼の声を聞いたブーが、すぐに走り寄ってくるようになったのです。

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    「すっかり見違えました」とダスティン。「ブーは典型的なアメリカン・ピット・ブル・テリアに戻りました。人を信頼しやすく、愛情深く、寛大でした。閉じこもっていた殻からようやく出て来ようとしています」

    犬糸状虫症を治療する間、ブーは里親と暮らします。ダスティンの団体は、ブーが元気になり次第、ブーを飼ってくれる家族を地元で探すということです。

    いい子だ、ブー。