理由はわからないが、少なくとも2羽のハトの頭に誰かが小さなカウボーイハットを取りつけた。
ラスベガス在住のボビー・リーさんが、かなり人目をひくハトの動画をFacebookに投稿。事態が発覚した。
動画では、色の違うぴったりサイズの帽子を被った2羽のハトがはっきりと確認できる。
ハトが地面をついばんでいるが、帽子はまったく動いていないようで、ハトの頭の上に単に載せられているのではなく、接着されているか、何らかの方法で付けられているらしい。
Las Vegas Locallyがツイッターに動画を投稿すると、ネット中に広まった。
Someone is putting tiny cowboy hats on Vegas pigeons. There are consequences to legalizing marijuana.
「ベガスのハトに、誰かが小さいカウボーイハットを被せている。大麻を合法化した影響だ」
他にも、ネット上に投稿されているこのハトの写真が何枚かある。
12月9日、赤い帽子を被ったハトの別の動画も出てきた。
I finally found one!!! @LasVegasLocally
「ついに見つけた!」
つまり、少なくとも4日間は帽子がハトの頭の上にあったことが分かる。地元の動物保護団体は、ハトを心配している。
ラスベガスでハトを保護するために昨年設立され、現在では小動物の保護もしている動物保護団体Lofty Hopesの共同創立者であるマライア・ヒルマンさんに話を聞いた。
「友だちが、あの動画に私をタグづけしてくれています」とヒルマンさん。
「最初は『かわいい』と思いますが、次の瞬間『ちょっと待って、本物のハトじゃない。どうして帽子を被っているの?』となりますよね」
帽子が固定されていないことを示す紐などを探すのに動画をよく見てみたが、そのようなものは見つからなかったそうだ。接着剤が使われているに違いない、とヒルマンさんは考えている。
「数日経っても帽子が頭の上にあることを考えると、かなり強力な接着剤のようです」
帽子がハトの視界や飛ぶことの妨げになっていないか、同氏は懸念している。
ハトには、捕食者に狙われる仲間を時には攻撃して、群れから追放する習性があるそうだ。

帽子を被ったハトの写真や動画はまだ報告され続けている。目撃証言はすべて、ネバダ大学ラスベガス校とマッカラン国際空港の間の地域から寄せられているそうだ。
今の目標は、帽子を丁寧に取り外すためにハトを見つけて捕獲することだ。最悪の場合(帽子がまったく取り外せない場合)、春に羽毛が生え替わるまでハトを保護しなければならない。
「いずれにしても、ハトにはしばらく一緒にいてもらう必要があります」とヒルマンさんは話している。
この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:五十川勇気 / 編集:BuzzFeed Japan