
ネブラスカ州オマハで行われていた結婚式で偶然「撮れてしまった」写真が話題になっています。花婿の付添人の撮影中、カラフルなワンピースに身を包んだ謎の女性が、カメラの前をスクーターで横切ったのです。
結婚式が開かれたのはおよそ1ヶ月前。「(例の写真が撮れたのは)撮影会の最後のグループ、花婿の付添人たちの回でした。全員、外の通りに出て横に並んでもらいました」と撮影した写真家のモリー・ジャングレコさんは、BuzzFeed Newsに語りました。
「その時、スクーターに乗った女性と彼女の夫が(カメラと付添人たちの間に)入り込んできたんです」
スクーターで通り過ぎた女性は木の影に入ってしまったため、意図的に写真に写り込んだのかどうか定かではありませんでした。しかし、その後の彼女の反応を見て、ジャングレコさんはなんとなく答えがわかったそうです。

「付添人たちは、『すごいすごい!戻ってきて!!』と叫んで、盛り上がっていました」
男性陣の反応を受けてスクーターの女性がやる気満々だったのは、彼女の表情から見て取れたそうです。
付添人たちが笑うと、女性は戻ってきました。そしてもう一度カメラの前を横切り、そのまま去ってしましました。
7月4日、編集作業をしていたジャングレコさんは、女性を探すことに決めました。
そして、「スクーター・ガール」とあだ名をつけて一連の出来事を写真付きでFacebookに投稿しました。
「『スクーター・ガール』探しにご協力お願いします!」
「スクーターに乗って楽しんでいるこちらの女性、私たちの前を通ってポーズを取ってくれました。最高!」
「彼女も写真を見たがっていたので、この投稿をシェアして彼女を見つけられるか試してみましょう。女性は私たちが名前や連絡先を聞く前に去ってしまったんです」
「こうやって人生を楽しそうに過ごしているのを見るのが、私たちは大好きなんです」
「スクーター・ガールのように誰かを笑顔にして1日を楽しんでください!きっとあなたもすぐ笑顔になるはず!」
なんと1時間もかからないうちに、女性の身元が判明しました。
名前はケニャッタ・ジェファーソン。地元で経営者をしています。
「突飛なことをして人々を笑わせるのが大好きなんです」とジェファーソンさんはYahoo!ライフマガジンの取材に答えました。「今回の出来事がたまたまネットで広がっただけなんですけどね」
ジェファーソンさん、今では喜んで自分のことを「スクーター・ガール」と呼ぶそうです。

「彼女はスクーター・ガールというニックネームを大変気に入っているみたいです」とジャングレコさんは語ります。
「結婚式にこんな出来事があったら怒る人もいるかもしれませんが、これは『予期せぬ出来事だって歓迎しよう』っていうストーリーなんです」
この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:髙橋李佳子