「新しい世紀をむかえて何年後かの君へ」19年前に書かれたおばあちゃんからの手紙に、ネット上で感動広がる。

    おばあちゃんから孫に向けて、小さな子どもにも分かる言葉で書かれた手紙。その内容とは。

    ある一通の手紙が、ネット上で多くの人の心を動かしました。

    19年前、21世紀を迎えた日におばあちゃんから孫に書かれた手紙です。

    「元気で生まれてくれてありがとう」

    「悲しい時は泣けばいいし、強くやさしくなってほしい」

    「新しい世紀をむかえて何年後かの君へ」

    この手紙はTwitterに投稿されると、3万以上のリツイート、20万以上のいいね(8月23日現在)が集まりました。

    「とても素敵なお手紙」「私に向けての言葉じゃないのに、涙が溢れてきてビックリしました」など、手紙を読んだ人からたくさんのコメントも寄せられています。

    BuzzFeedは、この手紙を投稿した三好涼さん(@Behogenic)にお話を聞きました。

    三好さんは現在22歳。この手紙は、2001年1月1日、孫の三好さんに向けておばあちゃんが書いたものです。

    「この便りを涼君がいつ読んでくれるかわからないから少しむずかしいかな?」と書かれたこの手紙は、何年後かの三好さんが読めるよう、ひらがなや読み仮名を使って分かりやすい言葉で書かれています。

    この手紙を書いたおばあちゃんについて、三好さんは「先日、76歳になりました。とても元気です」と話しています。

    この手紙を初めて読んだのは高校2〜3年生の頃のことだといい、それ以来、毎年おばあちゃんの誕生日にこの手紙を読み返しているといいます。

    ノートの3ページにわたって書かれた手紙。実際は手紙というよりも日記に近く、写真に写っている3ページ以降も文章が続いているといいます。

    そこには、幼い頃からの「三好さんとおばあちゃんが過ごしてきた時間」が詳細に書かれているといいます。

    今年もこの手紙を読んだ三好さんは、「おばあちゃん、いつまでも元気に長生きしてください」と話しています。