あのお寿司が、“擬獣化”!?かっこよくて美味しそうなキャラたちに世界から絶賛の声

    カリフォルニアロールまで“擬獣化”しちゃうんです。

    「アブリサーモンニギリス」「オオトロニギリス」「コボレイクラス」…。

    かっこいいけれど、見ているとなんだかお腹が空いてきそうなキャラクターが、Twitter上で話題になりました。

    一体どんなキャラクターなのでしょうか。早速ご覧ください!

    よくみるお寿司のネタが、“擬獣化”しているのです!

    #これが私の代表作 今の食べ物擬獣化スタイルになったきっかけの4枚…」というツイートは2100以上のリツイート、8200以上の「いいね」を集めました。

    「センスの塊すぎる」「スゴイ!」「めっちゃ好き!ドストライク…」などと絶賛するコメントも寄せられています。

    BuzzFeedは作者のクマコロさん(@s_kumaco)にお話を伺いました。

    クマコロさんはフリーランスのデザイナーで、美術大学に通っていた時、食べ物を擬獣化し始めたといいます。

    「野菜の広告を作るという課題で、『広告デザインやコピーが苦手な自分が、咀嚼して落とし込めるものはキャラクターデザインなのではないか』と考えたのがきっかけです」

    これまでに、おにぎり、寿司、ケーキ類、野菜など様々な食べ物だけでなく、食器、文房具、楽器なども擬獣化してきました。

    クマコロさんは「好きな古代生物はアノマロカリスとディメトロドン、好きな時代は新生代です」と語るほど恐竜に詳しく、物心ついた頃から大好きなのだそうです。

    「生物学などを専攻していた訳ではないので、学術的にはおかしな点もあるかもしれません。『何やら面白そうである』という『ロマン』を大事にしています」

    1カ所は「なるほど」と思ってもらえるように

    そうして作品にするうえで大事にするのは、「見立て」です。

    例えば寿司の場合、「離れて見れば寿司に見えるが、よく見ると生物である」点や、「モチーフの特徴が生態とちゃんとリンクしている」点を意識しているのだとか。

    また、米粒や鱗を毛に見立てたり、海苔を甲羅に見立てたりと、1体につき1カ所は「なるほど」と思ってもらえるように工夫しているのだそうです。

    「ひと目でモチーフがわかるデザインにしたいので、あまり元の形を崩さないように心がけているのですが、ワンパターンにならないようにするのが難しいです」

    ネーミングについては「元のモチーフの名前に1、2文字足してなんとなく生き物っぽい響きになれば悩まずにつけるようにしています」と説明します。

    中には、「ネギトロドン」のようにダジャレになっているものや、名前から先に考えたものもあるといいます。

    作者お気に入りのキャラクターは…?

    クマコロさんにとって、数ある中でも特に思い入れがあるのが「サケオニギリス」と「オオニアナゴニギリス」というキャラクターです。

    とりわけ「サケオニギリス」は、一番思い入れがあるようです。初めて作ったキャラクターであり、このときの「海苔の部分を甲羅に見立てる」という発見が創作の原点だからです。

    今回、Twitterで大きな反響を呼び、クマコロさんは「大変光栄ですし、恐れ多いです」と話します。

    実は、SNSで注目を集めたのは、こうした作品が地味なのではないかと思い悩み、もうやめようかと考えていたときだったようです。

    「たくさんの方に見ていただいて、『続けていいんだ』という自信や活力を与えていただきました。感謝の気持ちしかないです」

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