母親に教わった「黒人が自分の身を守るための暗黙のルール」

    ポケットに手を入れてはいけない。フードをかぶってはいけない。買わないものには、触れてはいけない。

    キャメロン・ウェルチさんは、米ヒューストンに住む18歳。

    キャメロンさんは、母親から教わった「黒人として生きる上で、自分の身を守るための暗黙のルール」をTikTokでシェアしました。動画は800万回以上再生され、4万7000件を超えるコメントが寄せられています。

    @skoodupcam

    Jus some unwritten rules my mom makes me follow as a young black man #fyp #blacklivesmatter

    ♬ original sound - marcappalott

    そのルールが、こちら。

    – ポケットに手を入れてはいけない。

    – フードをかぶってはいけない。

    – 服を着ないで(上半身裸で)外にいてはいけない。

    – 少し通りを歩くだけでも、身内や仲間に連絡すること。

    – 夜遅くまで外にいてはいけない。

    – 買わないものには、触れてはいけない。

    – たとえガム1つでも、店を出る時はレシートや袋を必ずもらうこと。

    – 決して、誰かと口論しているように見せかけてはいけない。

    – 身分証明書を常に持ち歩くこと。

    – タンクトップを着て車を運転してはいけない。

    – バンダナを巻いて車を運転してはいけない。

    – タンクトップやバンダナ姿で公共の場に行ってはいけない。

    – 車の運転中、音楽の音量には気を付けること。

    – 白人女性を見ないこと。

    – 警察に止められて質問されても、口答えせず、従うこと。

    – 警察に車を止められたら、ダッシュボードの上に手を置くこと。そのあと、免許証と車の登録証を出させほしいと頼む。

    BuzzFeedはキャメロンさんに話を聞きました。「キング牧師が言っていたように、僕たち(黒人)は中身ではなく肌の色で人格を判断されます。母が僕に教え込まなければいけなかったことを、みんなにも知ってほしかったんです。両親とのこの会話は、僕が生きて帰るために必要でした」

    この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:髙橋李佳子