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「好きなものを着られる世界に」トランスジェンダー向けの水着ブランドを立ち上げた親子

「それまでは、子どもたちが安全に自分を表現できるように、サポートしていきたい」トランスジェンダーの娘を持つ父親は語ります。

ジェイミー・アレクサンダーさんの娘はトランスジェンダーのルビーさん(13)。

親子はトランスジェンダーの女の子や、ノンバイナリーの子どもたちのための水着ブランド「ルビーズ」を立ち上げました。

BuzzFeedはルビーさんに許可を得てから、ジェイミーさんを取材しました。

当時ジェイミーさんは、ルビーさんの行動について、幼い子どものやることだろうと思っていました。しかし、ルビーさんが4歳になった時の夏、あることに気づきました。

5歳になると、ルビーさんはプリンセスに興味を持つようになりました。

「ルビーは袖のある服ではなく、タンクトップを好んで着ていました」

小学3年生の終わりには、ルビーさんはスポーツブラやレギンス、友達から借りた服を着るようになりました。

ルビーさんは、500人の子どもから男女30人ずつ選ばれる芸術学校に合格しました。ジェイミーさんは入学時の様子を振り返ります。

授業や放課後の活動で水泳や体操、ダンスなどをし始めたルビーさんは、水着やレギンス、レオタードなどが必要になりました。

この体験からジェイミーさんは、トランスジェンダーの子ども向けの服を作ろうと思い立ちました。そして、ルビーさんと一緒に水着ブランドを立ち上げたのです。

もっと早く、ルビーさんが着たいものを着させてあげたかったと、ルビーさんは振り返ります。

ルビーさんと家族は、LGBTを讃えるいくつものプライドマーチに行っていました。今ではマーチの観客ではなく、参加者です。

「どんな子どもでも、好きなものを着られる世界になってほしいです」とジェイミーさんは語ります。

「それまでは、子どもたちが安全に自分を表現できるように、サポートしていきたいです」

この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:アシュウェル英玲奈