ジョージア州リッチモンド・ヒル高校の新入生、オリビア(14)。

ロボットの赤ちゃんの世話に追われ、すっかり疲れ切っている。

オリビアは4人兄弟の長女。

末っ子のバイオレットが1ヶ月前に生まれたばかりだ。

ウィリアムは本物の赤ちゃんそのもの!

「オリビアはエンジニアのクラスをとる予定だったけど、難しそうという理由で幼児教育に変更したんです。笑っちゃいますよね」とオリビアの母・ローレン。

ウィリアムが泣くたびに、オリビアは飛んで行かなければならない。泣き止ませるには、なんで泣いているのか、理由を探る必要がある。
うまれたばかりのバイオレットの世話で夜中も起きているローレンに、オリビアはついに泣きついた。
しかしローレンの返答は気丈なものだった。
「私も忙しいの。これは私のじゃなくて、あなたの課題でしょう」
ローレンは一連の出来事をFacebookに投稿した。
「こちらはロボット赤ちゃんのウィリアム。オリビアの幼児教育のクラスから出た課題です。ウィリアムを抱いているオリビアを見て。金曜の夜からウィリアムの世話をしているのですが、もう完全に疲れ切ってクラスを取るのをやめてウィリアムを返すそうです(投げ返しちゃうかも)」
この投稿は12万6000以上シェアされ、「アメリカの全学校でこの課題を義務化すべき」というコメントが多く寄せられた。
オリビアの様子は新米ママそのものだったそう。
「ウィリアム」課題の結果はというと…不合格だった。

ウィリアムの世話を断念したオリビアは、将来10歳くらいの子どもを養子にしようと考えているらしい。
この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:髙橋李佳子