「もっとチップを出せよ」配達員が車いす女性客の注文を道に置き去り、批判殺到

    商品を注文したのは、車いすで生活する女性。「障害をもつ人の多くにとって、フードデリバリーは贅沢ではなくて、なくては困るもの」だとSNSで訴えました。

    フリーランスでアート活動をしている、アメリカ在住のハンターさん。彼女には、慢性リンパ性白血病と強直性脊椎炎という疾患があります。

    先日、ハンターさんがあるフードデリバリーを利用して嫌な思いをした話をTikTokに投稿すると、動画は反響を呼び、600万を超える「いいね」がつきました。

    「私は車いすに乗っていて、道の真ん中まで自分で取りに行けません。結局、手伝ってくれる人が到着するまで1時間待つしかありませんでした」

    ハンターさんは、ドライバーにとってチップが重要なことも理解していると話します。

    「ドライバーは品物をわざとあの場所に置いていきました」

    同じような経験を他の人にもしてほしくないとの思いから、ハンターさんは運営にこのできごとを報告。すると、次回の利用時に使える15%の割引クーポンが送られてきました。

    この対応に納得できなかったハンターさん。今度はツイッターを通して会社に連絡しました。

    ハンターさんの動画には多くのコメントがつきました。

    デリバリーサービスのドライバーとして働いている人からもコメントが。「自分はチップが少なくても対応している。事情があって本当に家から出られない人も、大勢いるのだから」

    ハンターさんは、障害をもつ人にとってデリバリーサービスがいかに大切か訴えました。「障害をもつ人の多くにとって、フードデリバリーは健やかな生活には必須です。贅沢ではなくて、なくては困るものなんです」

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:石垣賀子 / 編集:BuzzFeed Japan