耳の聞こえない妹に、日常の音を再現してもらったら…。「笑っても失礼じゃない!楽しんで」姉妹が動画を配信する理由

    耳が聞こえない人の世界は、多くの人にとって未知の領域。それをおもしろ楽しく、動画で発信している姉妹がいます。

    こちらは、アシュリー・ゴセットさん(26)とジェシカ・ホルトンさん(23)姉妹。

    アシュリーさんは通常の聴力がありますが、ジェシカさんは生まれつき耳が聞こえません。

    最近、姉妹が発信している動画が注目を集めています。さまざまなモノがどんな音を立てるのか、ジェシカさんが想像して自分で再現する、という内容です。こちらの動画はTikTokで590万回「いいね」されています。

    ジェシカさんが想像するウエイトの音、サイコーじゃないですか?

    @zerotothree / tiktok.com

    「アイハイア!」とジェシカさん。

    BuzzFeedはジェシカさんとアシュリーさんに話を聞きました。普通のきょうだいが子どもの頃に一緒にやるようなことでも、2人にとっては難しいこともあったといいます。

    2人が初めて作ったビデオは、子どもの頃にしたかくれんぼの思い出を再現したものでした。

    「アシュリーに見つからないように隠れているのに、音を出して結局見つかっちゃう、という子ども時代の思い出の1つを再現したかったんです」とジェシカさんは話します。

    「この動画が注目を集めたので、もっと動画を発信しました。すると、私たちの動画を見て多くの人から『おもしろい!』と反応が集まり、うれしくなりました」

    ジェシカさんは、「最初の動画のあと、もしかしたらいろんな人が私たちの日常に興味があるのでは、と考えた」といいます。

    「例えば、モノが立てる音を想像したり、ジェシカが私の言ったことをまねしたり」

    「そのうち、つらい時に私たちの動画を見て楽しくなったというメッセージをいくつももらうようになりました。それで、これは作り続けなければ、と思ったんです」

    2人の動画が何本も注目される理由は、単におもしろいからというだけではありません。多くの人にとって未知のコミュニティに目を向けているからだと、アシュリーさんとジェシカさんは考えています。

    アシュリーさんとジェシカさんが伝えたいのは、「耳が聞こえないからといって、発言できず常に寂しい思いで暮らしているわけではない」ということ。

    またジェシカさんは、手話やジェスチャーの大切さを耳が聞こえる人にも知ってもらいたいと言います。「そうすることで(耳の聞こえない)私たちは疎外されていない、と感じられます」

    「耳が聞こえない人に対して辛抱強くいてほしいです。大声を出せば私たちには聞こえる、私たちは点字が読めるなどとと決めつけないでほしい」とジェシカさんは続けます。

    最後に、アシュリーさんとジェシカさんは、自分たちの動画を見て笑ってくれて構わない、そしてみんなに知ってもらいたいといいます。だってそのために作っているから!

    2人の動画はこちらから👇

    インスタグラム:@ash.and_jess

    TikTok:@zerotothree

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:松丸さとみ / 編集:BuzzFeed Japan