モハマド・ニトトさんは、5歳のゼンデイヤちゃん、3歳のズーリちゃんという2人の愛らしい娘をもつ誇り高きパパ。
父親としての日々のあれこれをインスタグラム @chroniclesofdaddy で発信している。
2人の女の子を育てながら、モハマドさんは毎日新しいことを学び、父親としてどうあるべきか模索中だ。 たとえば、最近投稿したのがこちら。
トイレつながりでもうひとつ、モハマドさんの投稿に女性たちが考えさせられた視点がある。公共の場で女の子をトイレに連れていくとき、パパだからこそぶつかる壁がある、という話だ。
モハマドさんは、娘と公共のトイレを使うとき、ファミリー向けのトイレがなければ女性用トイレに入る。男性用はプライバシーがなく汚れているなど、全体的に子ども連れの父親を考慮していないからだという。そして、女性のみなさんはこれをどう感じるだろうか、と問いかけた。
モハマドさんは次のように書いた。
「娘はひとりでお手洗いに行くにはまだ幼いので、自分が付き添わないといけません。使わせてもらうときは他の女性をできる限り尊重して、入る前にノックして自分の存在を知らせます」
「もし誰かが中にいれば、自分は娘を連れている父親だと説明して、自分が入っていっても嫌ではないか確認します」
「個室に入ってからも外の様子に気を配って、ドアが開いて別の人が入ってきたようなら、また自分が娘と個室にいますと事情を説明して相手を驚かさないように気をつけています」
「女性用トイレは断然きれいだし、子連れにとっては非常に使いやすくできてます。おむつ替えの台もオープンな空間でなく個室の中にあることが多くて、どこも必ずきれいです」
「娘をもつ父親としては、娘にふさわしくないものから娘を守りたいとどうしても思うわけですが、男性用トイレは100パーセントそれに該当します」
反応はすぐにあった。モハマドさんが娘と女性用お手洗いを使うことについて、女性たちは明確に支持する声を寄せたのだ。

一方、幼い男の子を育てた経験のある母親たちからも、子ども一人で男性用トイレに行かせたくないため女性用トイレに連れていく、との声が多くあがった。

女性たちの意見はモハマドさんを支持することで100パーセント一致したといっていい。

初めて男性用トイレで娘のおむつ替えをしたとき、完全に場違いだと感じた、とモハマドさんは振り返る。
好意的な反応が多かったことで、モハマドさんはホッとしたそう。
「子どもと外出して似た状況を経験するのはお母さんなことが多いので、女性は理解を示してくれるのかもしれませんね」
モハマドさんは、自分のこうした発信が娘をもつ他のお父さんたちの参考になればうれしい、とも語る。
この件で望ましいのは、ファミリー向けトイレや男女兼用のオールジェンダー・トイレを増やすことに加え、男性用トイレが子連れのお父さんにとって使いやすい場所になることなのかもしれない。
「娘をもつパパになるのは一から学校で学び直すみたいなもので、自分もまさにそうです。男性なら小さいころに学ばなかったこと、考えもしなかったようなことが山ほどあります」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:石垣賀子 / 編集:BuzzFeed Japan