千葉の停電で「ホテル三日月」が大浴場を無料開放。初日は1千人が利用

    千葉県各地で停電、断水などの甚大な被害が広がっている。復旧作業には時間を要しており、2日が経った11日朝の段階でも46万戸で停電が続いているという。大浴場の無料開放は、そうした被害にあった地域の人たちに向けたものだ。

    台風15号で甚大な被害を受け、いまもおよそ46万戸で停電が続いている千葉県。

    こうした事態を受け、「湯ったり 多っぷり 呑〜んびり」で知られる「ホテル三日月グループ」(本社・千葉県勝浦市)が停電した地域の住民を対象に大浴場の無料開放を実施している。初日には1000人を超える人たちが訪れたという。

    国土交通省の発表によると、台風15号が通過した千葉市では最大風速35.9メートル、最大瞬間風速57.5メートルを観測。市原市では9日午前10時までに約300ミリの降雨を記録。記録的な暴風雨となった。

    その影響で、各地で停電、断水などの甚大な被害が広がっている。復旧作業には時間を要しており、2日が経った11日朝の段階でも、46万戸で停電が続いているという。

    こうした状況を鑑み、ホテル三日月グループでは、停電の影響で営業を停止している木更津市の「龍宮城スパホテル三日月」を除く、勝浦市の「勝浦ホテル三日月」と、鴨川市の「鴨川ホテル三日月」で9月10日夜から無料開放を始めた。

    同様の取り組みは初めて。SNSや市の広報を通じて呼びかけたところ、計1000人を超える市民が利用したという。同社の広報担当者は、BuzzFeed Newsの取材にこう語る。

    「ホテルはすでに電気が通っていますが、周辺の地域や郊外では停電しているところもあるのが現実です」

    「地域の方々があって私たちもある。一緒にがんばっていかないといけない、このピンチを乗り越えないといけないとの思いで、いま私どもができることが何かを考え、無料開放を決めました」

    時事通信

    台風15号の影響で倒れた鉄塔(9月9日、千葉県君津市)

    東京電力の発表によると、11日中の復旧の見通しは立っていない。勝浦市にある広報担当者の実家でも、いまも停電が続いているという。

    そのうえで、いまも被害にあっている人たちに向け、こう呼びかけた。

    「この猛暑で電気が使えないと、精神的にも身体的にも堪えるものがある。みなさんで協力して乗り切るためにも、ぜひ利用していただきたいと思っています」

    勝浦では午後3〜9時まで勝浦市、いすみ市、御宿町、大多喜町の住民を対象に、鴨川では午後2〜10時まで同市民を対象に、それぞれ大浴場を無料開放している。要タオル。今後も停電の状況をみながら実施の判断を決めていくという。

    また、鴨川市ではその他のホテル、旅館でも無料開放を実施している。詳細は市のサイトより。


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