大阪・豊中市の土地取引での疑惑に揺れる森友学園。理事長の籠池泰典氏が著述家の菅野完氏の個別インタビューに応じ、稲田朋美防衛相が「衆議院議員になる前に顧問弁護士だった」と発言した。
インタビューをした菅野氏はTwitterに「証拠」として、稲田氏の名前が掲載されている裁判の準備書面を載せている。
一方の稲田防衛相。3月13日の参議院予算委員会で、稲田防衛相はこの点について「私は籠池夫妻から法律相談を受けた事実は全くない。籠池氏の発言は全くの虚偽です」とはっきりと否定した。
稲田防衛相は「籠池氏と面識こそあるものの、10年来会っていない。土地売買には関係がない」とも語った。
この点についても、やはり食い違いがある。
籠池氏はインタビュー動画で、稲田防衛相とは「旧知の仲」であり、「1〜2年前に自民党会館の会合でお目にかかった」と話しているからだ。
予算委でこの点について問われた稲田防衛相は、こう答弁した。
「記憶にありません」