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「日本のオリンピック組織は嘘をついた」海外コラムニストが猛暑の東京五輪を酷評

東京オリンピックの暑さの問題に関しては、IOCが競技日程変更を認める意向を示したという。また、組織委も「早急に相談していきたい」と述べている。

連日、猛暑が続くなか開催されている東京五輪。世界的なアスリートからも不満の声が聞かれ、組織委員会や国際オリンピック委員会(IOC)も対応に追われている。

招致の段階では、この時期について「温暖で理想的な気候」とアピールしていたが、海外メディアからは「ひどい嘘をついた」と厳しい批判もあがりはじめた。

AFP=時事

アメリカのスポーツコラムニスト・ダン・ヴェッツェル氏は「Yahoo! Sports」に「日本のオリンピック組織は天候について嘘をついた。そして今アスリートが代償を払っている」というコラムを掲載。

トライアスロンの選手たちがゴール後に倒れ込んでいる場面を「戦場のよう」と表現。テニスのノバク・ジョコビッチ選手ら、アスリートからも不満の声があがっていることを紹介した。

AFP=時事

トライアスロンのゴール後に嘔吐する選手もいた。


2013年、招致委員会は立候補ファイルで「この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である」と記していた(写真下)。

コラムではこの点に言及。「日本は、それが嘘であることを知っていました。彼らはここに住んでいます。東京で暮らしながら、真夏を『穏やか』『理想的』と表現する人はひとりもいません」と批判した。

さらに東京では温暖化の影響で平均気温が上昇、毎年夏には熱中症で多くの死者が出ていることも紹介。

「良い知らせとしては、気候はまだそこまで悪くなっていない」としつつも、1964年の前回大会が、涼しい10月に開催されたことは「理にかなっていた」とした。

一方、特に北米でアメリカンフットボールなどと競合しないためテレビで高視聴率が期待できることから、夏の五輪を7月に開くと設定されていることにも疑問を呈した。

そのうえで、ビジネス重視に進むIOCの責任にも触れながら、「アスリートたちが代償を支払っている」と結んでいる。

ロイター通信によると、暑さの問題に関しては、国際オリンピック委員会(IOC)が「必要であれば東京五輪の競技日程変更を認める意向を示した」という。

記事では湿度の高さにも触れ、「大会主催者は暑さ対策の一環としてホースで冷気を送り込んだり、氷嚢を用意しているもののあまり効果は見られていない」ともしている。

一方、組織委員会の小谷実可子スポーツディレクターは25日の会見で「懸念があがっていることは理解している」と回答。ラウンジの設置や氷や水を使った対策をとっていることを強調しながら、以下のように述べた。

「風や雨だけではなく、異常な暑さということも検討材料に入ると聞いているので、コンテンジェンシープラン(緊急時対応計画)の適用の必要性も含め、早急に相談していきたい」


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