「大敗」したのは自民党なのか 都議選を得票数から分析すると見える事実

議席数とは、また違う結果が…

7月2日に投開票された東京都議選で、自民党が「大惨敗」(下村博文・自民都連会長)した。

Kensuke Seya / BuzzFeed

小池百合子知事が代表(7月3日に辞任)だった「都民ファーストの会」が都議会127議席のうち49議席を獲得し、大躍進。公明党など知事の支持勢力で過半数の圧勝をおさめた。

一方、選挙前に57議席を誇り、都議会第1党だった自民党は、60人の候補を擁立して臨んだが、過去最低の23議席という結果に終わった。

まず、各党の得票数は表の通りだ。都民ファーストは188万票。続く自民党は126万票。3番目は共産党の77万票になる。

Kota Hatachi / BuzzFeed

5議席(選挙前7)と健闘したように見える民進党は、得票でみると半分近く減らした。民主党時代に圧勝した2009年と比べれば、191万票も差が出た。6分の1の「大惨敗」だ。

Kota Hatachi / BuzzFeed

離党者が相次ぎ、都民ファーストに鞍替えしたことが大きな要因だろう。

当初は「民進党壊滅」という予想があった中での2議席減。特に3〜5人区を中心に奮闘したとも言えなくはない。その理由は後述する。

組織票を持つ共産党は前回に比べて15万7千票も伸びた。

Kota Hatachi / BuzzFeed

この伸びは、自民への批判票が都民ファーストだけではなく、共産党に向かった、ということを示している。

実際、3~5人区だった15選挙区では共産や民進候補が自民党の議席を奪ったケースが多い。自民の当選者が7人、13人が次点だったのに対し、共産の当選者は13人だ。

民進の当選者も5人中2人が3〜5人区だ。自民候補との最下位争いに競り勝ったケースもある。

自民でもなく、元々は自民の小池知事が率いる都民ファーストを避ける票が、民進を壊滅から救ったと言えそうだ。

都民ファーストの音喜多駿・都議団幹事長はこの状況について、「都民ファーストの会が決して無条件に支持を得たわけではない」と自らのブログで指摘した。

また、自民党大敗の要因は「国政自民党の失策による有権者離れ」に加えて「その批判票が都民ファースト以外にも流れて行ったことが大きい」と分析。

そのうえで、「与えられた議席の職責をしっかりとまっとうできるよう、改めて気を引き締めなければならない」と綴っている。

BuzzFeed Newsでは、東京都議選に関する記事をこちらにまとめています。

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