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半年経ってもまだ、あの日のまま。熊本地震、被災地のいまを収めた写真たち

でも、復興への歩みは始まっている。

熊本地震から半年が経った。

2度の震度7で最大で18万人が避難者となり、関連死も含め110人の死者を出した大災害。

全壊、半壊した家屋は17万棟以上。熊本県の試算による被害総額は3兆7850億円にのぼるという。復興はまだ、遠い。

ここに、11枚の写真がある。10月13〜15日、被災地を取材したBuzzFeed Newsが見た、熊本の実情だ。

県内でいまだに避難生活を続けている人たちも、188人残っている。仮設住宅の入居を待っていたり、行き場所が見つかっていなかったりするからだ。

Kota Hatachi / BuzzFeed

いまだに益城町の避難所で一人暮らす高橋英子さん(78)はBuzzFeed Newsの取材にこう語る。

「やっぱりこういう暮らしですから、言葉では言えん悩みもたくさんありますよ。それを打ち明けられないこともストレスになる」

仮設住宅への入居は今月末。でも、複雑な気持ちだという。

「仮設で暮らすのも不安なんです。一人だと、地震のときの恐怖が蘇るの。余震もあるし、やっぱり怖いんですよね。皆さんと一緒にここにおれば会話ができるけど、今度はさみしくなる」

石垣が崩れてしまった場所も多く、立ち入り禁止になっている。修復には20年かかるという。

Kota Hatachi / BuzzFeed

10月15日、震災後に初めてここを訪れたという熊本市の仁田佳代子さん(25)は、取材に「ここまでひどい状況だったなんて、ただただ驚きました」と話す。

「熊本城は、みんなの心の拠り所なんです。生活が少し日常に近づいても、気持ちが晴れない。1日でも早く、元どおりになってほしい」

「人付き合い」が課題となる仮設住宅で、少しでも住民の孤立を防ぐ目的がある。

Kota Hatachi / BuzzFeed

自らも自宅が全壊したスタッフの宮崎律子さん(64)は言う。

「まだまだ益城町の復興は進んでいない。壊れた建物もたくさんあるし、もう見たくもないよ。地震を思い出すのも嫌だから。更地になれば、少しだけでも気持ちに整理がつくかもしれない。うちだって、家を建てるお金はどうするのという話もある。宝くじが当たればよかばってんね」

話しながらうっすらと目に涙を浮かべ、少しあけてまた笑顔を取り戻すと、宮崎さんは言った。

「でもね、後戻りしても、しょんなか(しょうがない)もんね」

熊本県は10月14日、県出身者が登場する、こんな動画を公開した。水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」に合わせ、高良健吾さんやスザンヌさん、そして市民たちが歌って、踊る。

YouTubeでこの動画を見る

youtube.com

動画の説明には、こんなことが書かれている。

震災から半年が経過した熊本の今の記録。
そして、ふるさとを取り戻すために復興へと歩き続ける決意の歌。
うつむくな笑え、フレフレくまもと!

震災のとき、全国紙の記者として熊本に暮らし、自らも被災した私も思う。熊本はいつの日か、しっかりと、絶対に立ち直るはずだ。

Kota Hatachiに連絡する メールアドレス:Kota.Hatachi@buzzfeed.com.

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