三連休最終日、全国各地で気温が上がっている。
豪雨被災地を中心に「危険な暑さ」への注意が呼びかけられているが、熱中症に気をつけなければいけないのは、人間だけではない。ペットだ。
あまり知られていない動物の熱中症
そもそも、犬や猫は大量に汗をかくことができない。呼吸で体温を調整しているため、高温には強くはない。
また、地面に近いほど放射熱の影響も受けやすい。そのため、大人より身長が小さな子どもたちだけではなく、さらに小さなペットはさらに注意が必要だ。
酷暑が続く中、環境省はTwitterで「熱中症対策を」と呼びかけている。しかし、こうした実態はあまり周知されていない。
トヨタドッグサークルが犬を飼っている20〜60代の男女2千人に実施した調査(2013年)では、8割の飼い主が熱中症に配慮をしていないという結果が出たという。
環境省が呼びかける5つのサイン
いったい、飼い主はどうした点に気をつければ良いのか。
犬や猫の熱中症のサインとして、環境省は以下の5つをあげている。
- 体が異常に熱い
- 息が荒い
- 舌が異常に赤い
- 意識がない
- 意識があって倒れたまま動かない
もしこのようなサインがみられたら、(1)速やかに涼しい場所に移動し(2)体に水をかけ(3)後頭部、足先、首、脇、後ろ足の付け根を重点的に冷やすーーことが大切だという。
また、体温が下がったとしても脳や内臓に障害が残る可能性があるため、速やかに動物病院に運ぶよう呼びかけている。
散歩を涼しい時間帯にしたり、外で飼育している場合は風通しの良い日陰をつくったりすることも大切だ。
「私たちを置いていかないで」
車内への放置は、絶対に禁物だ。最悪の場合、命に関わることもある。
JAFの実施したテスト結果によると、車内の温度はエアコンの停止後わずか15分で30度を超え、熱中症指数が危険レベルに達する。
サンシェードをしていたり、窓を3cmほどあけていたりしても、抑止効果はないという。
ペットを車内に放置し、熱中症にさせてしまう事故は増えている。
これを受け、八王子市保健所では「私を置いていかないで!」と訴えるポスターを作成。各地に張り出しをし、飼い主に注意を呼びかけている。