登園拒否の娘の手の甲に「お守り」を描いたら…

そもそも「手の甲に絵を描いて」と頼んできたのは娘さんだったそう。

「ふあんなときはおててのえをみてママをおもいだすとげんきがでるの」

ただ、大きな反響には、少し戸惑いも。「魔法のお守りではない」と思っているからです。

ツイートには、9万件以上の「いいね」が集まり、「なんという素敵なお守り!」「きゅんとなりました」などと多くの反応が寄せられています。
幼稚園に、行けるようになったーー。そんな、ある母親のツイートが話題を呼んでいます。
「ちょっとしたイラストを描いてあげることでアッサリ行けるようになった。何が心の支えになるかはわからないし、ホントにこれのおかげとも思えないけどとりあえず嬉しい」
年少の娘さん(4)の母・えまさんのツイートには、9万件以上の「いいね」が集まり、「なんという素敵なお守り!」「きゅんとなりました」などと多くの反応が寄せられました。
BuzzFeed Newsは、えまさんに「お守り」についてお話を伺いました。
娘さんの「その日の気分」で出されるリクエストに応じ、これまで20種類ほどを描いてきたといいます。
アマビエや漫画『鬼滅の刃』の禰󠄀豆子の竹、シュモクザメなど、「少し変わったもの」を頼まれることもあるんです。
とはいえ、子育て中の朝は大忙し。特に何かを参考にするわけではなく、「1〜2分で描いています」と話します。
手の甲の「お守り」の効果なのか、登園できるようになった娘さんは、そんなふうに話しているのだそう。
自分から、えまさんの手にお揃いの「虹の絵」を描いてくれたこともあるといいます。
「『これをみてママも○○ちゃんをおもいだしてね』と言っていましたので、(手の甲の絵は)心の支えのようになっているのかなと思います」
「娘が幼稚園に行きたくないといい出してからこの〝お守り〟にたどり着くまで、いろいろありました。本当にこれだけによって行けるようになったのか実のところはわからないので、拡散されていく中でまるで魔法のように解決したと思われるのは、少し違和感を覚えます」
「子どもと親との関係って、大人の方が優位に見えがちですが、私だって母親としてのスキルは娘の年齢分しかありません。オロオロしつつも、日々をなんとか乗り越えている状態です。でも、こんなにたくさんの人に共感してもらえたのは嬉しいと感じています」
Twitterでも「温かい目で見てくだされば」と記したえまさん。これから先、どんな「お守り」が描かれていくのでしょうか? 娘さんのリクエスト、楽しみですね。