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「のり弁のちくわ、消費増税で半分に」は誤り ほっともっとが否定

商品の値段は据え置きだが、そのものが小さくなる現象は「シュリンクフレーション」と言われている。とはいえ、ほっともっとの「のり弁」で「チクワが半分に切られてる」ことが「消費税増税の悪影響」という情報が拡散は誤りだ。

弁当店「ほっともっと」の「のり弁のちくわ」が消費増税の影響で半分になった、という情報がネット上で拡散している。

結論から言うと、これは「誤り」だ。BuzzFeed Newsはファクトチェックを実施した。

Twitterより

この情報は、「のり弁」を食べた人物が「チクワが半分に切られてる」「10月の消費増税(&価格据え置き)が影響してるのか?」などと12月1日にツイートし、2000以上リツイートされたことで拡散。

さらに今年の参院選でれいわ新選組の公認候補者(全国比例)だった渡辺てる子氏が「のり弁のちくわが半分に。消費税増税の悪影響です」と引用ツイートしている。

このツイートに疑問を持った別のユーザーが「ほっともっと」公式アカウントに直接質問したところ、このような返答があった。

「お問い合わせありがとうございます。消費税増税に合わせてちくわの大きさを変更した事実はございません」

もともと半分だった「ちくわ天ぷら」

ほっともっとの広報担当者は、BuzzFeed Newsの取材にこう答える。

「お客さんからの問い合わせもありましたが、事実ではありません」

「のり弁」は2018年5月に300円に値下げされているが、その際にも中身には変更はない。以前から、ちくわ天ぷらは半分だったという。

今回の消費増税に関しても、ほっともっとの弁当は、軽減税率の対象のため「価格据え置き」だ。担当者は「全メニューで、何も変わっていません」とも語った。

「ステルス値上げ」という言葉もあるが…

商品の値段は据え置きだが、そのものが小さくなる現象は「シュリンクフレーション」と言われている。

実質的な値上げであり、「ステルス値上げ」と揶揄されることも多い。こうした商品をまとめたWikiサイト「いつの間にか容量が減っている商品wiki」も存在する。

原材料費の高騰や消費増税のあおりで、特に食品や菓子類などで「シュリンクフレーション」が相次いでいることは事実だ。とはいえ、事実に基づいた議論が必要だ。


BuzzFeed JapanはNPO法人「ファクトチェック・イニシアティブ」(FIJ)のメディアパートナーとして、2019年7月からそのガイドラインに基づき、対象言説のレーティング(以下の通り)を実施しています。

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  • ほぼ正確 一部は不正確だが、主要な部分・根幹に誤りはない。
  • 不正確 正確な部分と不正確な部分が混じっていて、全体として正確性が欠如している。
  • ミスリード 一見事実と異なることは言っていないが、釣り見出しや重要な事実の欠落などにより、誤解の余地が大きい。
  • 根拠不明 誤りと証明できないが、証拠・根拠がないか非常に乏しい。
  • 誤り 全て、もしくは根幹部分に事実の誤りがある。
  • 虚偽 全て、もしくは根幹部分に事実の誤りがあり、事実でないと知りながら伝えた疑いが濃厚である。
  • 判定留保 真偽を証明することが困難。誤りの可能性が強くはないが、否定もできない。
  • 検証対象外 意見や主観的な認識・評価に関することであり、真偽を証明・解明できる事柄ではない。


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