NHKは12月27日、ホームページやアプリ上で「北朝鮮ミサイル 海に落下と推定」と誤報したトラブルについて、原因が「ボタンを誤って押したことによるミス」だったと明らかにした。

「北朝鮮のミサイル 海に落下と推定 北海道襟裳岬の東約2000キロ」という内容の誤報は12月27日午前0時22分ごろ、NHKのウェブサイトや「ニュース防災アプリ」などに表示された。
BuzzFeed Newsの取材に応じたNHK広報室によると、「ミサイル発射の際の対応を訓練中に、インターネットに速報を配信する装置を誤って操作し」たことが原因。
「訓練中に手順では操作しないことになっている外部に配信できるモードに切り替えられるボタンを誤って押したことによるミスでした」としている。
NHKは2018年1月16日にも「北朝鮮ミサイル発射の模様」という誤報をアプリやサイト上で出している。当時は「速報をネットに配信しようとした際に、緊急対応用に準備していたJアラートの速報の文面を誤って選択してしまい、それに気づかないまま配信し」たことが原因だった。
その後、ニュース速報の機器を改修し、チェック体制を強化したというが、また担当者による操作ミスのトラブルが起きたことになる。広報室はこの点について、以下のようにコメントした。
「誤った情報が出たことについて視聴者の皆さまにおわびいたします。あらため
てシステムや手順を見直し、再発防止につとめていきます」
直後に特設ニュースで謝罪
なお、ネット上ではNHKが「全く謝罪せず」という情報も広がっている。広報室にこの点について確認したところ、テレビとラジオ、さらにWEB上で訂正とおわびを伝えたと回答した。
「テレビでは、直後の午前0時49分の特設ニュー スと、午前4時半からの「おはよう日本」で訂正とおわびをお伝えしました。 NHK NEWS WEBでは、午前2時28分におわびを掲載しました」