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菅新首相が初めて会見、司会の女性は誰? 安倍政権との「違い」とは

首相会見で司会をするのは、内閣広報官という国家公務員の仕事だ。今回から司会を務めるようになったのは、総務省出身の山田真貴子氏(60)だ。

菅義偉新首相が9月16日夜、首相として初の会見を開いた。「国民のために働く内閣」として新型コロナウイルス対策に特に当たっていくことなどを強調した。

複数の閣僚が「留任」するなど、政権の継続性を意識してきた菅氏だが、違いもある。首相会見の司会者が、女性だったのだ。

時事通信

首相会見で司会をするのは、内閣広報官という国家公務員の仕事だ。今回から司会を務めるようになったのは、総務省出身の山田真貴子氏(60)だ。

山田氏は安倍政権で、女性として初の首相秘書官を担った。菅政権の発足で、内閣広報官となった。女性の広報官は初めて。

内閣官房のホームページによると、1984年に郵政省で採用。総務省大臣官房会計課長、経済産業省官房審議官(IT戦略担当)を経て、2013年に内閣総理大臣秘書官に就いている。

時事通信

安倍首相と山田氏(2013年11月)

山田氏は「女性国家公務員からのメッセージ」というページで、以下のように自らの思いを綴っている。

「私自身、就職活動に当たり、生涯仕事を続けたい、世の中の役に立つ仕事をしたい、そして、できることなら日本の未来に関わる仕事をしたい、という気持ちで国家公務員の仕事を選びました」

「日々の仕事自体は、多くの場合、大変地道ですし、日本のような成熟社会を変えていくことはそう簡単なことではなく、粘り強く取り組んでも反対にあったり、カベにぶつかることもしばしばです」

そのうえで、アベノミクスや「地球儀を俯瞰する外交」を掲げた安倍首相の身近で働くことを「日々、刺激の中で学び続けることができる、今の職場で勤務するチャンスを頂けたことは本当にラッキー」とも記していた。

また、「個人の生活として」と、子育てをしながら仕事を続けてきたとの思いもこう書いている。

「息子を育て、同僚である夫と協力しながら働く母としても日々を過ごしています。母として家庭人としての時間は、自分の仕事にも幅を与えてくれていると思います」

広報官、過去には批判も

時事通信

初めての会見に臨む菅首相。後ろに山田氏の姿が見える

内閣広報官をめぐっては、前任の長谷川栄一氏の報道対応にの対応に批判が集まったこともある。

新型コロナウイルスの感染拡大が広がるなかに開かれた安倍前首相の会見で、複数の記者が質問があると挙手をするなか、「予定時間を過ぎている」として回答を打ち切った。この日、首相はまっすぐ帰宅していたこともあり、批判につながった。

この日はどうだったのか。山田広報官は冒頭、閣議が控えているとして9時半が会見終了の目安と伝えていた。

実際、菅首相が会場に入ってから29分が経った際、「そろそろ30分になりますけれど、最後短くご質問いただければと思いますが……」と発言。

最後の質問に首相が答えた後、「皆様のご協力に感謝申し上げます」と述べ、初めての司会を終えた。

首相が会場を出たのは、開始からちょうど31分後だった。質問時間はおよそ20分、記者は幹事社のNHK、西日本新聞のほか、日経新聞、ニコニコ動画、京都新聞の男性記者、計5人が指名された。


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