「子ども達と家族を助けて」Twitterで救助要請相次ぐ。倉敷市は公式アカで異例の呼びかけ

    特別警報が相次いで発令され、各地で被害が拡大している。

    西日本で、大雨による被害が拡大している。

    Twitterでは救助要請も相次いでいる。

    https://t.co/q8WI2MWjPM 【大雨】午前8時51分に上空から撮影した岡山県倉敷市真備町箭田付近です。住宅の屋根付近まで水につかっています。(達)#大雨 #岡山 #倉敷

    なかでも大規模な冠水被害が出ている岡山県倉敷市真備町では、「アパート2階に二人取り残されてます!ヘルプ!」「助けてください!停電しています!1階は浸かりました!」「子供達と家族を助けて」などと救助を求めるツイートが相次いで投稿されている。

    こうした状況を受け、倉敷市のアカウントはTwitter上での要請を拾い上げ、「救助を要請しました」「安全な場所で待機してください」とそれぞれにリプライで呼びかけている。

    @ksmkk___556 消防局に救助要請をしました。 もうしばらく、なるべく安全な場所で待機してください。

    「夜が明けてから、救助活動に入ると聞いています」との言葉を投げかけるものもあった。

    @rr_hpue5 市役所から自衛隊に派遣要請をしています。 夜が明けてから、救助活動に入ると聞いています。 もうしばらく、なるべく安全な場所で待機してください。

    さらに市の公式アカウントは、自衛隊などの救助活動まで「安全な場所で待機」するよう呼びかけている。

    こちらのアカウントに救助要請をツイートしている方々にお知らせします。 市役所から自衛隊に派遣要請をしており、順次救助活動に入りますので、もうしばらく、なるべく安全な場所で待機してください。

    実際、浸水時の無理な避難は禁物だ。自宅や頑丈な建物のできるだけ高いところで待機し、「体温の低下」などに注意することが必要という。

    屋内からの救助要請のツイートが増えています。無理な避難はせず、できるだけ高い場所にいて、目立つタオルなどを軒につったり振ったりすることも有効です。水に濡れた後の体温の低下には十分注意してください。

    Twitter上での救助要請では、位置情報や現場写真が付いていると迅速な対応につながりやすい。

    一方、そうしたツイートを見かけた場合は、混乱を防ぐためむやみに拡散したりしないこと。被災者と連絡をとるなどして情報を確認し、警察や消防に通報することも大切だ。