熊本、大分を襲った地震の発生から2カ月。
熊本県内では6月14日から、ようやく仮設住宅への入居が始まった。だが、いまだに6千人以上が避難生活を続けている。
被害の大きかった益城町などでは、崩れたままの家屋も多い。「忘れないで」「まだ支援が必要です」。そんな声がツイッターに、こぼれる。
これらの写真は被災直後のものではない。6月に入ってから撮られたものだ。
空から熊本市内を見ると、目立つのは青い屋根。
雨漏りを防ぐために張られたブルーシートだ。
動画を撮影した熊本市の女性は、こう訴える。
「報道がなくなり復興してると思われてるかもしれないけれど、これが熊本の現状。ほんの少し回復しても、復興まではまだまだです」
そんな熊本の人たちを応援しようと県は15日、「復興シンボルマーク」を発表した。
復興の旗振り役となったくまモンが、「心を一つに頑張ろう!」と呼びかける姿だ。
「復興に向けた熊本県の決意を力強く宣言する」
そんな思いも込められているという。