熊本県で1月3日午後6時10分ごろ、最大震度6弱を観測する地震があった。
一連の熊本地震があった2016年4月以降、県内で同規模の地震があったのは初めて。震度5弱を熊本市北区や玉東町で観測したほか、広い範囲で震度3以上の揺れが起きた。
九州新幹線は停電し、博多駅と新八代駅の間で運転を見合わせているほか、九州自動車道も、みやま柳川ICと熊本ICの間で上下線が通行止めとなっている。
熊本市内に住む女性はBuzzFeed Newsの取材に対し、「長い横揺れが20秒ほど続き、家具がガタガタと大きな音を立てていました。慌ててストーブを消し、机の下に潜りました」と語った。
地震発生直後、なにをすべきで、なにをやってはいけないのか。東京都の防災情報ハンドブック「東京防災」からまとめた。
NGなこと
ガスや電気が通っている自宅などでは、ガスに引火する可能性がある。火はつけない。ブレーカーを上げない。電気のスイッチも触らないようにしよう。
被災地以外の人にとって大事なのは、不要不急な電話を控えることだ。被災直後は、電話回線がパンクする恐れがある。用がないなら、電話は絶対にやめる。
発災直後の行動について
自宅にいる場合の注意は次の画像にまとまっている。
移動中の注意点
落下物や、切れた電線などにも注意がいる。
避難したほうがいい?
避難を判断するための、フローチャートがまとまっている。もし、家族が離れ離れになっている場合は、自宅に安否メモを残す、電話会社が提供している災害用の伝言サービスを使うことが大事だ。
避難する際の注意
- ブレーカーを落とす
- ガスの元栓を閉める
- 災害メモを残す
- 伝言板、SNSで連絡する
この地震で、震度4以上の揺れが観測された市町村は次のとおり。
震度6弱:熊本県和水町
震度5弱:熊本県熊本北区 玉東町
震度4:福岡県大牟田市 柳川市 みやま市 熊本県荒尾市 玉名市 山鹿市 菊池市 合志市 南関町 西原村