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大雪で車が立ち往生したら、命の危険も… ドライバーが気をつけたい2つのこと

福井では一時1500台以上が立ち往生した。

北陸地方を襲った大雪。国道8号では一時1500台以上が立ち往生し、一夜明けた2月7日も自衛隊などが救援活動に当たっていますが、完全解消のめどは立っていません。

大雪で車が立ち往生し、長時間閉じ込められるときには、命の危険すら伴います。なぜでしょうか。

JAF関東本部の広報担当者は、BuzzFeed Newsの取材にこう語ります。

「立ち往生などをし、ボンネットの上などまで車の周りに積もってしまうと、排気ガスが行き場を失い、車内に侵入して一酸化炭素中毒になってしまうリスクが考えられます。最悪の場合、死亡してしまう可能性があります」

実際、今回の大雪でも、福井市でエンジンがかかったまま雪に埋もれた車から50代の男性が見つかり、死亡が確認されました。福井新聞によると、一酸化炭素中毒とみられています。

そして、国道8号のケースのように、立ち往生が1日以上続く場合もあります。

長時間にわたって車内にいる場合に心配されるのが、静脈に血のかたまりができる「エコノミークラス症候群」です。このかたまりが血流に流れて肺につまると、生命に危険が及ぶリスクがあります。

こうした危険を避けるため、ドライバーには何ができるのでしょうか。

一酸化炭素中毒を防ぐためにできること

エコノミークラス症候群を防ぐためにできること

降雪が予想される際には無理な外出をしないことも、大切です。

天候の急変が予想された場合は最寄りの道の駅やコンビニなどの施設に避難することも、立ち往生を避ける有効な手段になります。

立ち往生をしてしまった場合は、ハザードランプなどをつけて追突事故を防ぐとともに、ロードサービスや警察、消防などに救助を求めましょう。

BuzzFeed Newsでは【知ってますか? 雪道をノーマルタイヤで走ると法令違反になるんです】という記事も配信しています。