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小池知事が特派員会見ではぐらかした、海外メディアの”ある質問”

2020年を見据えた質問だった。

就任から1年が経った小池百合子・東京都知事が8月3日、日本外国特派員協会で記者会見を開いた。

流ちょうな英語で自身の進める財政の見直しや働き方改革、ビジネス支援策などの施策を説明した小池知事。東京五輪に向け、バリアフリー化や受動喫煙防止策などを進める意気込みも強調した。

ときおり満面の笑みを浮かべながら、余裕の表情で質疑に応じていた小池知事。ただ、一つだけ煙に巻いた質問がある。「2020年」を見据えた問いだ。

2020年に予定されている都知事選には、もう一度出るのか、もしくは、五輪と重ならないよう任期の延長も検討するのか。そして、五輪を憲法改正のデッドラインとしている、安倍晋三首相の考えについての3点だ。

安倍首相は5月3日付の読売新聞のインタビューに、東京五輪が開かれる2020年を「日本が新しく生まれ変わる大きなきっかけにすべきだ。20年を『新しい憲法』が施行される年にしたい」と語っている。こうした考えは、賛否両論がある問題に対してふさわしいか、という内容だ。

3つ目の質問が投げかけられた時には、なぜか特派員たちから笑い声があがった。質問に日本語で答えた小池知事は、こう語った。

「毎日都政のことが忙しくて自分自身のことを考える余裕がありません」

ただ、NHKによると小池知事はこの日、内閣改造を実施した安倍政権に対し、別の講演でこう話している。

「ほかの国が混乱する中で日本の政治の安定は現時点では重要だ。この政権でまず安定してもらわないと東京で進める特区の問題もつかえてしまい都民が困ってしまう」

一方、小池知事の支持勢力である地域政党「都民ファーストの会」にも、国政進出の動きが出ている。

小池知事は8月2日、フジテレビの単独インタビューに対し、自らが塾長を務める「希望の塾」の塾生を中心に、国政の候補者を擁立する準備を進めていると明らかにしている。

特派員会見では、都議選での大躍進について「既成政党に任せていると改革が行われないのではないかと、有権者が新しい政党に希望を託した」と分析した小池知事。

その言動に、これからも注目が集まりそうだ。


BuzzFeed Newsでは【「日本語に守られすぎ」とマスコミ批判。小池百合子知事が横文字を連発する理由】という記事も掲載しています。


Kota Hatachiに連絡する メールアドレス:Kota.Hatachi@buzzfeed.com.

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