「大臣、お願いです…」子育て世代の“手書き”を減らしてほしい。母親の声が届き、話題に

    予防接種、定期健診、保育園関連の資料……。少しでも書き物を減らしてほしいと河野太郎行政改革担当相にあてたツイートは、直接「見つけた」と返事をもらい、大きな反響を集めました。

    「河野大臣、お願いです、子育て世代のパパ・ママの書き物を減らすことはできませんか……? 」

    こんなツイートが河野太郎・行政改革担当相に「発見」され、ネット上で大きな話題を呼びました。

    子育てをする人たちを悩ませてきた「手書き」に一石が投じられるのでしょうか? 期待が集まっています。

    河野大臣、お願いです、子育て世代のパパ・ママの書き物を減らすことはできませんか……? 予防接種、○ヶ月健診、保育園関連等とても多いです🥲 マイナカード普及で、少しでもこういう書類を減らしたり、オンラインでの入力に変わったりしないですかね……😂 #河野太郎 #見つかってくれ

    Twitter: @nobukos

    「予防接種、○ヶ月健診、保育園関連等とても多いです😢」。そう、悲痛な思いをツイートしたのは、横浜市に暮らすのぶこさん(30代)。

    5歳の長女と生後3ヶ月の長男を育てています。普段は都内勤務ですが、現在は育休を取得中です。

    のぶこさんは3月29日に「#河野太郎」「#見つかってくれ」とツイート。河野担当相から直接「見つけた」と返事をもらい、大きな反響を集めました。

    いったい、どのような思いを込めたのでしょうか。BuzzFeed Newsの取材にこう語ります。

    「子育て世代は本当に書き物が多いです!この作業に充てる時間を減らし、今まで充てていた時間を自分ないし、家族のために使えたらどれほど嬉しいか……」

    パートナーの出張が多く、「年間の約半分はワンオペ育児」とも語るのぶこさん。少しでも育児への負担を減らしたいのだといいます。

    毎年同じ内容を…

    のぶこさん提供 / Via Twitter: @nobukos

    「『書く』ということ自体は嫌いではありません。しかし、毎度ほぼ同じ内容を書くというのはストレスで、何とかならないかと常々思っていました」

    のぶこさんの指摘する通り、子どもに関係して行政や保育園などに提出するための書類、そして母子手帳などの多くは、手書きです。

    記録のための子育てアプリも普及はしていますが、そうした書類と紐づくわけではありません。

    携帯を片手に、一度入力したものを紙に写し直す、なんていう経験をした人もいるのではないでしょうか。

    「保育園に毎年提出する書類には、父母の連絡先や勤務先・自宅から保育園までの地図を描く表、予防接種状況表、お迎えに来る人リストなどがあります。内容に多少の更新がある場合もありますが、9割がた同じ内容を毎年書きます」

    「保育園までの地図も、わざわざ手描きの地図を描かせる必要性はなんだろうと思いながら、定規で道を描いています。予防接種状況も、母子手帳とにらめっこして、いつ打ったかを記入するのですが、種類も回数も多く、3歳以降は接種済みのものが増えているので、書くところが増えて大変です」

    政治の力に期待すること

    Twitter: @konotarogomame

    Twitterをうまく活用しており、「現代の目安箱的存在の方だから」という理由から、河野担当相に向けてツイートをしたのぶこさん。

    書き物が増える新年度のタイミングということもあり、「わかりみが深すぎる」「兄弟もいるから何枚書くの?ってなる」「いいね100回くらい押したい」「毎年書き直す意味がわからない」などという共感の声が寄せられています。

    「予想以上の反響がありましたが、私と同じことを思っていた方がたくさんいらっしゃったんだな、と実感しました」

    一方で、「それくらい書きなよ」というような意見もあったそうです。のぶこさんは、「感じ方・考え方は人それぞれですので……」と前置きしながら、こう語りました。

    「しかし、『それくらい』という作業も集めたら年間で大きな時間になります。日常の『それくらい』という当たり前にこなしてきた作業にこそ、改善点は潜んでいるはずです。書き物の作業についても、多くの方が便利だと感じるやり方に変わればいいな、と期待しています」

    オンライン入力や、たとえばマイナンバーカードとの紐付けなどができれば……。そんなふうに思っているという、のぶこさん。河野担当相に「発見」されたことに驚きながらも、政治の力に期待を寄せています。

    「実現するには様々な障壁があるとは思いますが、この私のツイートが一時的なバズりでは終わらずに、国会でも議論いただける事案になればと願っています」


    Contact Kota Hatachi at kota.hatachi@buzzfeed.com.

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