新しい形のリアル脱出ゲームがあると聞いて"よみうりランド"にやって来ました!

参加したのは"夜の巨大監獄からの脱出"
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夜の遊園地を貸し切って行われるリアル脱出ゲームです。
今回ご紹介する、脱出ゲームの新しい楽しみ方...!
それは…!
電動車椅子に乗って脱出ゲームに参加する!

1.その場で方向転換できる
2.手元で速度調整ができる
3.足元に荷物がたっぷり入る

ショルダーバックが2つ入りました。
操作方法を覚えて、さっそく謎解きに挑戦!
2階の専用スペースに行きます
2階から見る景色はこんな感じ
果たして時間内にクリアできるのか…
車椅子の方でも楽しめるバリアフリーな順路
段差はちょっと不安でしたが…
大きな坂は、こんな感じで進みました
チェックポイントを通過
コースが明るくて移動しやすい!
最後まで楽しむことができました
制限時間ギリギリまで解いて、最後の謎まで到達できました!

電動車椅子を導入した理由
リアル脱出ゲームを運営する株式会社SCRAPの担当者に話を聞きました。
——なぜ脱出ゲームに車椅子を導入したのですか?
リアル脱出ゲームをより多くの方に、特に体力にあまり自信の無い方にも楽しんでいただくためです。
WHILLは操作がシンプルで機能性とデザイン性に共に優れているので、初めて利用される方でも少しの練習で乗りこなせるようになります。
また、障害をお持ちの方だけでなく健康な方も含めて「すべて人の移動を楽しくスマートにする」というWHILLの理念に共感しました。
健康な方もWHILLに当たり前のように乗ることで、“車椅子“への差別意識が薄れていく、そこにSCRAPとして一つ貢献ができればと思いました。
——お客さんの反応はいかがでしょうか。
「疲れなかった」「体力を使わずにゲームに参加できた」といった声をいただけたことは大変嬉しかったです。
——電動車椅子を借りる際、どのように予約すればよろしいでしょうか。
当該の公演のWebサイトにある専用フォームから予約可能なようにいたします。
その際、妊婦の方や足が地面につかない方などのご利用はお断りさせていただいております。
——今後、電動車椅子を使用予定の謎解きイベントはありますか?
参加者が長時間歩くことが想定される遊園地や、大きな展示会場などが舞台となっている公演での導入を検討しております。
また、WHILLを単なる移動の手段でなく、謎解きのための便利グッズが付属品としてついているなど、乗っていて羨ましくなるような使い方を検討しています。
一公演での貸し出し台数は3台程度(2019年6月現在)

現場スタッフ内でのWHILLに対する知識や理解を広め、参加者の声や要望を聴きながら運用台数を増やしていく予定とのことです。
WILLを使った謎解きを体験した20代の女性は「坂道があったが気にせず操縦できた」「車椅子に乗るという経験をしたことで、自分も車椅子に乗っている人がいたら優しくしようと思った」と話していました。