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男性の10人に1人が交際相手から暴力を受けた プライベートと職場での被害がわかるデータ

男女関係なく暴力とハラスメント被害を受けている。

プライベートや職場において、男女関係なく暴力とハラスメント被害を受け、苦しんでいる人たちがいる。

Ah86 / Getty Images

日本労働組合総連合会(連合)が11月16日、実態調査の結果を発表した。

インターネットで、全国の18~69歳の有職男女1000人が回答。BuzzFeed Newsは結果をまとめた。

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男性の10人に1人が交際相手から暴力を受けた

ここで言う暴力とは、「身体的暴力」だけではなく、「心理的攻撃」「経済的圧迫」「性的強要」の総称だ。

女性は4人に1人、男性は10人に1人が交際相手から暴力を受けた経験があった。男女ともに「心理的攻撃」が最多だった。

男性は次いで「経済的圧迫」で、「身体的暴力」と「性的強要」は同数だった。

一方、女性は「性的強要」「身体的暴力」「経済的圧迫」と続き、男女差が見られた。

また、配偶者からの暴力は女性が3人に1人以上、男性も4人に1人が経験した。

暴力を受けた約2割が「生命の危険を感じた」

配偶者よりも、交際相手から暴力を受けた人の方が、生命の危険を感じた割合は高く、47%とほぼ半数に上った。

3人に2人が暴力被害を「どこにも相談しなかった」

配偶者や交際相手、それ以外から暴力被害に遭った人の64.7%が、誰にも相談しなかった。

その理由のトップが「相談しても無駄だと思ったから」で3人に1人。相談したくても相談できない状況があると考えられる。

また、「自分さえ我慢すれば、相談するほどのことではないと思ったから」「他人を巻き込みたくなかったから」「相手の仕返しが怖かったから」などは女性の方が高い割合を示した。

さらに男女で「相手の行為は愛情の表現だと思ったから」がほぼ同じ割合だった。

いずれかのハラスメントを受けた・見聞きした人は半数以上

男性の54.4%、女性の58.0%がいずれかのハラスメントを受けた、または見聞きした。

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最多は「『パワハラ』などの職場のいじめ・嫌がらせ」

職場で受けた・見聞きしたハラスメントで最も高かったのは、「『パワハラ』などの職場のいじめ・嫌がらせ」で45.0%だった。

次いで「セクシュアルハラスメント」(41.4%)「ジェンダーハラスメント」(25.4%)「マタニティハラスメント」(21.4%)「ケアハラスメント」(19.8%) 「SOGIハラスメント」(13.7%)だった。

ジェンダーハラスメントとは、女性(男性)にのみ特定の仕事を押し付けるなどの行為。

マタニティハラスメントとは、妊娠出産にあたって心無い言葉を言ったり、仕事をさせない、過大な仕事を押し付けたりするなどの行為。

ケアハラスメントとは、育児や介護をはじめとする家族的責任に関連して心無い言葉を言ったり、仕事をさせない、過大な仕事を押し付けたりするなどの行為。

SOGIハラスメントとは、好きになる性別や、性別に関する自分の認識などを引き合いに出して、嘲笑や揶揄、そのことに関連して暴力を振るうなどの行為。

最もハラスメントをしているのは「上司や先輩」

職場の誰からされたかについては、いずれのハラスメントも「上司や先輩」が最も高く、「同僚」「部下や後輩」と続いた。

ハラスメントを受けたが「誰にも相談しなかった」は40%超

一方で、相談したことがある人は58.3%に上った。相談相手は「職場の上司や人事担当者、職場の同僚など」が約6割で最多だった。

暴力やハラスメント被害を相談しても…

配偶者や交際相手などからの暴力とハラスメント被害を誰かに相談しても、いずれも「相談は親身に受け止めてくれたが、具体的な対応に進まなかった」がトップとなった。

次いで「相談を親身に受け止め、適切に対応してくれた」が多かった。

また、男女別ではどちらも「相談を親身に聞いてくれなかった」は男性が女性より割合が高く、配偶者や交際相手などからの暴力のケースでは男性の4人に1人に上った。

配偶者や交際相手などからの暴力は仕事にも支障

配偶者や交際相手などからの暴力を受け、何らかの生活上の変化があった人は63.1%で、特にない(36.9%)を上回った。

生活上の変化のトップが「仕事のやる気がなくなったり、ミスやトラブルが多くなったりした」で、職場でのハラスメント被害の影響と同じ結果だった。

いずれも「心身に不調をきたした」「夜、眠れなくなった」が続き、仕事だけではなく日常生活にも支障をきたしたことがわかる。

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BuzzFeed Japanはこれまでも、性暴力に関する国内外の記事を多く発信してきました。Twitterのハッシュタグで「#metoo(私も)」と名乗りをあげる当事者の動きに賛同します。性暴力に関する記事を「#metoo」のバッジをつけて発信し、必要な情報を提供し、ともに考え、つながりをサポートします。

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バズフィード・ジャパン ニュース記者

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