• bousaijp badge

「特急電車並み」の風が吹く台風19号。乾電池、カセットボンベ求める客、品切れ目立つ。

懐中電灯やラジオに使うための乾電池などの売り切れが目立ち、多くの人が台風に備えようと、会計に列をなしていた。

大型で非常に強い台風19号が、12日夕方から夜にかけて、非常に強い勢力を保ったまま東海地方または関東地方に上陸し、その後、東日本から東北地方を北東へ進む見込みだ。

上陸予報前日の11日、神奈川県内の家電量販店では、懐中電灯やラジオに使うための乾電池などの売り切れが目立ち、多くの人が台風に備えようと、会計に列をなしていた。

気象庁によると、台風は午後3時45分現在、八丈島の南南西約550キロにあり、時速25キロの速さで北北西に進んでいる。

中心の気圧は925ヘクトパスカル中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルだ。

12日には、台風が接近・上陸する東海地方から関東地方を中心に、猛烈な風が吹き、西日本から東北地方の広い範囲で雷を伴った猛烈な雨や非常に激しい雨が降るとされている。

「猛烈な風」とは、「特急電車」並の速さで、屋外での行動が「極めて危険」なレベル。

走行中のトラックが横転したり、住宅によっては倒壊するものがあるほどで、電柱や街灯のほか、ブロック塀が倒壊することもあるため、「屋外での行動は極めて危険」という。

一方、「猛烈な雨」とは1時間雨量80ミリ以上を指し、息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じるレベル。傘は全く役に立たず、雨による大規模な災害の発生する恐れが強く、厳重な警戒が必要となる。

いずれも、気象庁が示す風と雨の強さで、最も激しいものだ。

そんな台風への備えのため、神奈川県内の家電量販店では「防災対策コーナー」を設けられていた。

ラジオなどが売られていたが、その中で品切れとなっていたのは、乾電池、懐中電灯、ライト、カセットボンベ、飲料水だ。

乾電池は特に単一電池が目立って売り切れで、多くの来店客は数少ない商品を手に取り、足早にレジに向かい、行列をなしていた。

台風により、電気やガスがとまっても、自宅で生活できるようにするためだ。

週末にかけては、台風が接近し、外出できない可能性も高い。安全なうちに備え、対策する必要がある。リストはこちらで紹介している。