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倒壊しそうな建物を支える鉄骨、コンクリートで補強する台湾現地の対応

「2年前の経験で迅速な対応」

2月6日夜、台湾東部・花蓮県の沿岸で発生した地震。マグニチュード6.4、最大震度7(日台の基準はほぼ同じ)の強い揺れにより建物が傾き、地割れや停電なども発生している。

日本から派遣されたレスキューチームの隊員、黄春源さんは、「いつ建物が倒れてもおかしくない状況」とBuzzFeed Newsに緊迫した現場の様子を語る。

黄さんは台湾出身。災害支援をする各国のNGOなどが入る国際プラットフォーム「アジアパシフィックアライアンス」と認定NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」(広島県)の合同支援レスキューチームの隊長として7日早朝、被害の大きい花蓮市内に入った。

現地調査と台湾のパートナー団体の応援のためだ。

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現場ではすでにパートナー団体が、市や他団体などと連携し、救助活動や負傷者の応急処置手当をしていた。

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アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)

黄さんは「2年前に台湾南部で起きた地震の経験が生かされている。国や自治体の動きはとても早くなっていると思います」と言う。

2016年2月に発生した地震では、台南市でマンションが倒壊するなどし、100人以上が犠牲になった。

「動きが早くなった」一つとして、傾いた建物への対応がある。黄さんが撮影した動画は、2階以下が押しつぶされた店舗や住居が入る「雲門翠堤大楼」の様子を捉えている(日本時間2月7日午後6時半現在)。

建物を支えている鉄筋の根元をコンクリートで固めて補強しているのがわかる。

さらに、建物の隙間に大きなコンクリートブロックを差し込み、倒壊を防ごうとしている。建物内には、連絡が取れない人が多数残されているという。

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アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)提供

時間が経つにつれ、建物の傾きは徐々に大きくなっているように見える。「いつ倒れてもおかしくないと思います」と黄さんは語る。

黄さんは、2016年の熊本地震を思い出す人が多いとして「現場は比較的落ち着いているように見えますが、これから本震がくるのではないか、と不安になっている人が多くいます」という。

産経新聞によると、7人が死亡し、負傷者は254人に増えた。

現地は天候が悪く、雨が降ったり止んだりしている。黄さんによれば、行方不明者の捜索活動は、その影響もあってしばらく中断を余儀なくされていたが、午後7時すぎ再開したという。

BuzzFeed JapanNews


バズフィード・ジャパン ニュース記者

Kensuke Seyaに連絡する メールアドレス:kensuke.seya@buzzfeed.com.

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