台湾地震「震度7級」日本の震度7とほぼ同じ激しさの”根拠” 日台気象当局

    多数の死傷者が発生した台湾における地震の最大震度は「7級」だった。

    台湾東部・花蓮県の沿岸で2月6日夜、マグニチュード6.4の地震が発生した。報道各社によると、少なくとも4人が死亡、日本人9人を含む200人以上がけがを負った。安否確認が取れない人も多数いる。

    この地震で、台湾の中央気象局は最大震度「7級」と伝えた。これを受け、ネット上で「日本と台湾で震度の基準は違うのか」との疑問の声が上がっている。

    気象庁・地震津波防災対策室の担当者は、BuzzFeed Newsの取材に「ほぼ同じものと考えて良い」と説明する。

    中央気象局が作成した比較表がある。

    表によると、台湾の震度の階級は0〜7級に分けられ、日本の階級と照らし合わせると、ほぼ一致する。違いは、日本では震度5と震度6において「弱」「強」があるのみだ。

    気象庁の担当者は「表の通り、計算式などで細かな違いがあるかもしれないが、震度の階級であればほぼ同じです」と話した。

    今回の地震では、現地のホテルやマンションなどが崩れるなどし、140人以上の安否が確認できない状況だという。中央気象局によると、余震は今も続いている。

    近年、日本で最大震度7を観測したのは、新潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震がある。台湾では、これらに匹敵する強さの揺れが感じられた。

    BuzzFeed JapanNews