漫才日本一を決める「M-1グランプリ2019」で、最終的に3位となったお笑いコンビ「ぺこぱ」の漫才を見た、あるお母さんが自身の育児に落とし込んだマンガが、Twitterで話題を呼びました。
ぺこぱの漫才を見た人なら、より笑えると思うのですが、そうでない人でもきっと楽しめる漫画です。
なによりも、時に苦労も多い育児において、こういったポジティブ思考って難しいだろうに、なんて素敵なんだろうって思うはずです。
漫画のタイトルは"ぺこぱに学ぶ ハッピー育児"。
お母さんは、絶対に否定しないツッコミを披露し、お茶の間の笑いを誘ったぺこぱのツッコミ担当・松陰寺太勇さんに扮しています。
Twitterでは「ぺこぱ流育児のススメ」として、3本の漫画を投稿していますが、一部を紹介します。
ぺこぱ流育児のススメ(1)
ぺこぱ流育児のススメ(2)
漫画を描いたのは、りんりんままさん(27歳、@rin_rin_mama_T)。1歳になったばかりの娘のりんりんちゃんを子育てするお母さんです。
M-1でぺこぱの漫才を見た時、「誰も傷つけない、予想の斜め上をいくポジティブツッコミ!新しすぎる!おもしろすぎる!ナスのヘタ!(笑)」と大好きになった、とBuzzFeedに話します。
育児に奮闘するママさんたちに、少しでもハッピーになってもらえたら。そう思い、漫画を描くことを決めたそうです。
日々の育児は、幸せなこともたくさんある反面、大変なこともたくさんある。ぺこぱの漫才から学ぶことが多かった。漫画は最後、次の一コマで締めています。
今では、こうポジティブ思考で、育児に励んでいるそうです。
「ついため息をついてしまいそうになった時、まず引っ込めて、目の前のことを全肯定!言葉に出すだけで、不思議と気持ちが明るくなって笑えてきます!」
漫画は本人に届いた
そんな漫画は、Twitterユーザーたちから大反響を呼びました。何よりも嬉しかったのは、なんと松陰寺さんが、自身の公式アカウントでリツイートしたのです。
「本っ当にびっくりしました!!この絵を描いていたときは本人に見られるなんて1mmも思っていなかったので、(笑)リツイートやいいね、ご本人に伝えてくださったみなさんに感謝感謝です!」
りんりんままさんから最後、育児をしていない人にも響くメッセージをいただきました。
「日々、とっても幸せだけど、とっっっても大変な育児。時々ため息をつきたくなる場面もあります。そんな時、こんな風にこんな勢いで考えられたら育児がもっと楽しくなるんじゃないかと思います」
「育児だけでなく、日常生活の中でも使える場面は、たくさんあるのではないでしょうか。同じものを見ても、同じことを聞いても、受け止め方は人それぞれ。周りは変えられない。だったらハッピーになれる考え方を!考え方をちょっと変えて、周りも、自分も、全肯定!そうすることで、世界の見え方まで変わってきそうです」
もっとも拡散した1話目の漫画は12月30日現在、6千件近くリツイートされています。