「NHKから国民を守る党」の立花党首に脅迫の疑い。本人は「この程度のことで」

    東京の中央区議会議員を脅すなどした疑いが持たれている。

    参院議員で「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が9月9日、国会内で会見を開いた。

    東京の中央区議会議員を脅すなどした疑いで、警視庁から任意での事情聴取を求められ、同日午後、警視庁月島署に出頭したことを明らかにした。

    その中で、「いま直ちに(議員を)辞めることはいたしません」と話したが、「有罪になったら辞めないといけないなと思っています」と語った。

    共同通信などによると、立花氏は、中央区の二瓶文徳区議を脅したなどとして疑いが持たれている。

    二瓶区議は今年4月、中央区議選に「NHKから国民を守る党」の公認で出馬して当選した。しかし、その後、無断で離党したために立花氏がYouTubeで批判をしたという。

    会見で述べたこと

    立花氏は会見で、「朝10時18分に着信がありました」と切り出し、月島署から電話があったことを明らかにした。

    その後、「YouTubeで脅迫と取られても仕方ない動画をアップしたのは事実ですので、その件について言ってるのだろう」とわかったという。

    そして、「被疑者」として月島署に出頭し、取り調べを受けたという。

    しかし、進退については「いま直ちに辞めることはいたしません」「有罪になったら辞めないといけないなと思っています」としたうえで、脅迫の疑いに関しては「僕としては全く問題のない案件」「この程度のことで」とも述べた。

    「正しい例えかわかりませんが、人を殴っても正当防衛というのがあるじゃないですか。先方も議員、こちらも議員。これが本当に表現の自由を逸脱するような脅迫ということに該当するのか。法的な考えについては後日、弁護士と会見したい」

    「世論の声を聞いて、辞めなくてはいけないなら潔く辞めないといけないと思っています」

    「僕は逃げる気はありません」

    二瓶区議へは苦言を呈する場面もあった。

    「子どもじゃないし一般人じゃないんだから、言いたいことがあるんだったら、まずしっかりと私の方に言ってくるべきだと思っています」

    「警察側からこの件をしゃべらないでくださいと言われています。でも、しゃべっています。だって、警察が漏らしてるんですもん」

    会見は午後5時半現在、まだ続いている。