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西日本「非常に激しい雨」に注意を。ニュースでよく流れるけれど、あまり知らない用語の意味

今後、西日本を中心に「非常に激しい雨」が降る見込み。

九州南部で、断続的に激しい雨が降り、土砂災害などの恐れが非常に高まっている。

時事通信

2018年の西日本豪雨の現場

NHKによれば、鹿児島県いちき串木野市の2859世帯6051人に「避難指示(緊急)」を発令(1日 午後2時半現在)。また、鹿児島県、宮崎県、熊本県、愛媛県で「避難勧告」が出ている。

今後、西日本を中心に1時間に50ミリ以上の「非常に激しい雨」が降る見込みだという。

天気予報などのニュースでよく見る用語で、特に知っておくべきものをまとめた。どんな行動をすべきなのか参考にしてほしい。

雨の強さと降りかたは?

1時間雨量の違いを確認して、天気予報を見ておくと理解しやすい。

10ミリ以上〜20ミリ未満=「やや強い雨」と予報で表現し、ザーザーと降る雨。地面からの跳ね返りで足元が濡れる。この程度でも、長く続く時は注意が必要だ。

20ミリ以上〜30ミリ未満=「強い雨」と表現し、どしゃ降りの雨。傘をさしていても濡れる。車を運転中は、ワイパーを速くしても見づらい。

30ミリ以上~50ミリ未満=バケツをひっくり返したように降る「激しい雨」。傘をさしていても濡れ、道路が川のようになる。車で高速道路を走行時は、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)。

50ミリ以上~80ミリ未満=滝のように、ゴーゴーと降り続く「非常に激しい雨」。傘は全く役に立たなくなり、水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる。車の運転は危険だ。

80ミリ以上=「猛烈な雨」。息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じるレベル。

避難関連情報の違いは?

首相官邸 / Via kantei.go.jp

行政から発表のある「避難準備・高齢者等避難開始」「避難勧告」「避難指示(緊急)」。その違いは何か今一度確認し、すぐに対応できるよう準備しておきたい。

避難準備・高齢者等避難開始=避難勧告や避難指示(緊急)が発令されることが予想された時に出る。お年寄りや障害者、赤ちゃん、移動に時間がかかる人が避難を始めなければならない段階。避難する準備をはじめ、身の危険を感じる人は、避難を開始すること。

避難勧告=災害による被害が予想され、人的被害が発生する恐れが高まった場合に出る。避難場所への移動を始めるべき段階。地下空間にいる人は、すぐに安全な場所へ避難を。

避難指示(緊急)=状況がさらに悪化し、人的被害の危険性が非常に高まった場合に出る。まだ避難を開始していない場合は、すぐにその場から避難を。

外が危険な場合は、自宅内のより安全な場所に避難しなくてはいけない。自宅の2〜3階や近くの高い建物に避難する「垂直避難」が有効だ。

注意すべきなのは、必ずしもこの順番で発令されるとは限らないということ。これらの情報が発令されなくても、身の危険を感じたら、避難を開始するように考えておくようにすべきだ。

また、土砂災害警戒情報が発表された場合にも、速やかに避難を。何かが焼ける臭いや酸っぱい臭い、泥や木の臭いなど石のぶつかり合う音など前兆現象があった場合は、安全を確保して避難。外が危険で無理な場合は、上述のように「垂直避難」を。

気象庁や国土交通省の情報を活用して

警報や注意報、台風情報、雨量などの情報は、気象庁のホームページから確認でき、他にも以下のサイトを参考にしてほしい。

鉄道の運行情報=JR東日本アイステイションズのサイトから。

浸水想定区域や道路情報、危険箇所=国土交通省のハザードマップポータルサイトで。地図や空中写真に、浸水想定区域や道路情報、危険箇所などを重ねて閲覧できる。

土砂災害危険箇所・土砂災害警戒区域=国土交通省のサイトから。

バズフィード・ジャパン ニュース記者

Contact Kensuke Seya at kensuke.seya@buzzfeed.com.

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