プロ野球・DeNAベイスターズからポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー移籍を目指していた筒香嘉智選手(28)が、レイズに入団することが決まった。
横浜高校出身の筒香選手は、メジャーで野球をすることが「小さい頃からの夢」だと公言していた。
ドラフト会議で、当時の横浜ベイスターズから単独1位指名を受けたのは、2009年だった。
横浜に入団時の背番号は「55」。「筒香の『香(ごう)』と55の語呂合わせが縁起がいい」との理由だったという。
現在までの背番号「25」のユニホームに袖を通し始めたのは、2011年からだった。
怪我に苦しむこともあったが、チームに欠かせない存在に成長。2015年にはキャプテンに就任した。
2016年には44本塁打、110打点で2冠王に輝き、「ハマの大砲」として活躍した。
日刊スポーツによると、ラミレス監督は「間違いなく、日本一の4番。監督1年目に彼を4番で起用できることに喜びを感じている」と評価したという。
2017年には、リーグ優勝した1998年以来、19年ぶりとなる日本シリーズ進出に貢献した。
今シーズンは131試合に出場。打率は「.272」、29本塁打、79打点の成績で、チームはリーグ2位に。
10年間の通算成績は、968試合に出場し、打率「.285」、977安打、205本塁打、613打点をマーク。そして、10月にメジャー挑戦を表明し、レイズへの入団を決めた。
レイズは、本拠地をフロリダ州セントピーターズバーグに置く。野茂英雄、森慎二、岩村明憲、松井秀喜が在籍していたチームだ。田中将大投手が所属するヤンキースと同じア・リーグ東地区で今季は2位だった。
2年総額1200万ドル(およそ13億円)で合意した。背番号は、同じ「25」を提示されているという。時事通信によれば、週明けに身体検査をし、問題がなければ正式契約を結び、入団会見を行う見通しだという。