人気YouTuber「フィッシャーズ」と緊急対談した小池都知事が深く頷いた、2人の言葉

    フィッシャーズの2人が、「若者代表」として東京都の小池百合子知事に話を聞いた。

    新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2度目の緊急事態宣言が、11都府県で出ている。

    そうした中、6人組人気YouTuberの「フィッシャーズ」が1月20日、東京都の小池百合子知事とのリモート対談動画「小池都知事と緊急対談でコロナについて質問してみた」を公開した。

    「若者代表」として、小池知事に話を聞いたのはメンバーのシルクロードさんとンダホさんの2人。

    小池知事は、「シルクさん、ンダホさんのように若い方、発信力のある方から発信してほしい」と若者を中心に影響力を持つ2人に語りかけた。

    フィッシャーズのYouTube登録者は約656万人で、動画の総再生回数は110億を超える。

    冒頭、こうしたフィッシャーズの影響力を知った小池知事は、驚いた様子を見せた。

    そして、話題は新型コロナウイルスに移った。小池知事は、若い世代の感染者数が増えていることを踏まえ、こう語りかけた。

    「お願いしたいのは緊急事態宣言下において、みんなで集まって大声で飲んで騒いでという、いつものあの楽しみをちょっとこの間は抑えてほしい」

    小池知事にぶつけた質問

    フィッシャーズの2人は「僕たちから発信できることがあれば、やらせていただきたい」と話すと、次々と小池知事に質問をぶつけた。

    「緊急事態宣言が発出され、非常に危機的な状況なのでしょうか?」「基本的な対策をとっていても、感染者が増え続けている原因は?」...。

    質問の中には、「コロナに気をつけるべき理由について、若い世代ももやもやしている人も多いと思う。改めて情報を整理してほしい」という小池知事への依頼もあった。

    小池知事は「人ごとではなく、自分が感染してしまうかもしれないぞと緊張感を持ってほしいですね」と説明を始めた。

    「若い方も感染し、入院して、あっという間に重症化するケースがある。後遺症も結構ある。味覚障害や髪の毛が抜ける人など人もいる。『若いから大丈夫』と思いたいと思うけれど、そうじゃない」

    「そして、コロナに感染していても、無症状の場合がある。『自分は感染しているかもしれないぞ』という前提で行動していただいて。『若いから大丈夫』『こんなはずじゃなかった』ということのないように。周りの雰囲気に流されず、警戒していただきたい。よろしくねー」

    小池知事が深く頷いた

    この説明を聞いたシルクロードさんは、「ちょっと『あれ?』と異変に気づいたら、それに従ったほうがいいんだろうな。危機感を持たないといけない」と受け止めた。

    「コロナが若い人たちを運び屋にしているイメージがある。自分がかかることも気にしたほうがいいんだけど、自分らがコロナに利用されて誰かにコロナを移してしまうというケースを考えたほうがいい」と話すと、小池知事が深く頷いた。

    対談後、シルクロードさんは「『コロナの流れを食い止めるのは僕たち若者が鍵を握っている』とおっしゃっていただいたので、僕たちで協力してこの流れを止めましょう」と語り、ンダホさんは「みんなで頑張ろう」と呼びかけた。

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    フィッシャーズ / Via youtube.com