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2020年2月26日

「新型コロナにビタミンDが効く」 拡大解釈に国立健康・栄養研究所が警鐘

日本でも感染が拡大し、懸念が広がる新型コロナウイルス。感染対策としてビタミンDやビタミンCが「効く」と謳う宣伝が、ネット上で広がっているが...。

「新型コロナウイルスにビタミンDが効く」

そんな謳い文句の宣伝があるとして、国立健康・栄養研究所が2月26日、「現時点ではそのような効果は確認されていない」とTwitter上で注意喚起した。

時事通信

マスク着用の観客が多く見られたJリーグの試合=2月23日

同研究所によると、宣伝はビタミンDが、インフルエンザ予防に効果があったとする限定的な論文を根拠にしたもの。

新型コロナウイルスに対して、ビタミンDだけでなく、ビタミンCもインフルエンザ予防と同様の効果があるように謳う宣伝が見受けられるという。

事実、Twitterでは、感染対策に効果的なものとして「栄養素としては、ビタミンDだそうだ」と挙げられているほか、「感染者が多いのはビタミンDが不足してるから、らしい」などの投稿が確認できる。

また、あるブログ記事では、予防効果は実証されていない、と注釈したうえで、「新型コロナウイルスも上気道感染なので、ビタミンDサプリ摂取による予防効果が期待できるかもしれません」との発信も見られる。

「手洗いなど、正しい予防を」

時事通信

こうした現状を受け、国立健康・栄養研究所は「『新型コロナウイルスにビタミンDが効く』等の情報に注意」と題してツイートし、こう呼びかけた。

「現時点ではそのような効果は確認されていません。手洗いなど、正しい予防を心掛けましょう」

なお、ビタミンDとインフルエンザの関連については、こちらを読んでほしいとしている。

また、厚生労働省も引き続き、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に「咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要」だとの見解を示している。

バズフィード・ジャパン ニュース記者

Contact Kensuke Seya at kensuke.seya@buzzfeed.com.

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