「新型コロナウイルスにビタミンDが効く」
そんな謳い文句の宣伝があるとして、国立健康・栄養研究所が2月26日、「現時点ではそのような効果は確認されていない」とTwitter上で注意喚起した。

同研究所によると、宣伝はビタミンDが、インフルエンザ予防に効果があったとする限定的な論文を根拠にしたもの。
新型コロナウイルスに対して、ビタミンDだけでなく、ビタミンCもインフルエンザ予防と同様の効果があるように謳う宣伝が見受けられるという。
事実、Twitterでは、感染対策に効果的なものとして「栄養素としては、ビタミンDだそうだ」と挙げられているほか、「感染者が多いのはビタミンDが不足してるから、らしい」などの投稿が確認できる。
また、あるブログ記事では、予防効果は実証されていない、と注釈したうえで、「新型コロナウイルスも上気道感染なので、ビタミンDサプリ摂取による予防効果が期待できるかもしれません」との発信も見られる。
「手洗いなど、正しい予防を」
