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有名ヘアサロンで「安室奈美恵さんにしてください」と頼んだ結果…

26歳、男性の挑戦。

歌手の安室奈美恵さんが来年での引退を発表し、ファンは悲しみに包まれた。

デビュー25周年の安室さんは40歳。その誕生日に告げられた一報に、BuzzFeedのオフィス内でも衝撃が走った。

同い年の女性エディターは「『アムラー』になれなかった40歳は、いつ引退できるのだろう。」との記事で思いの丈を綴った。

安室さんがデビューした当時、私(記者)は1歳だった。

Pascal Le Segretain / Getty Images

現在、26歳の私。小学生の頃、茶髪のロングヘアー、細眉、ミニスカート、厚底ブーツといった安室さんの髪型やファッション、メイクなどを真似する「アムラー」たちを目にするようになった。安室さんに憧れる一人である姉の影響で、自然と曲を聞いていた。

ファンたちが悲しみに暮れる今こそ、安室さんになってみたい。私はそう思った。

オフィスで隣に座る先述の上司からは「アムロちゃんになれなかった私への挑戦か」と言われた。しかし、私は考えを曲げなかった。

そして、有名タレントが通うトップヘアサロン「LOVEST青山」に依頼した。

Yuya Yoshida / BuzzFeed

「安室奈美恵さんのヘアメイクをお願いします」

茶髪ロングのウィッグと茶色のカラーコンタクトを購入し持参した。

自宅で1時間かけてウィッグにアイロンをかけ、脚の毛は全部剃っていった。カラコンは、安室さんをモデルに起用していたものだ。

「顔はかけ離れているけれど、なれるかも?」。そんな気持ちだった。

担当は、吉岡龍介さん(@lovestyoshioka)。話し合った結果、最近の安室さんのメイクに近づけてもらうことになった。

「眉毛かなり剃りますよ。安室さんの特徴ですから」と、もさもさだった眉毛を一気に刈り込んでいく。

Yuya Yoshida / BuzzFeed

眉はこれくらい細くなった。

Kensuke Seya / BuzzFeed

「本当は、もっと細くするんですけどね」と吉岡さん。普段、記者として働く私を気遣ってくれたのだろうか。

次にビューラーでまつ毛を上げていく。怖かった。

Yuya Yoshida / BuzzFeed

吉岡さんは、素早く、丁寧にメイクを仕上げていく。これが、一流のヘアサロンの仕事だ。

カラコンをつけて、目の周りのメイクに。まつ毛の生え際の粘膜に「インサイドライン」を入れると、痛いし、 違和感がある。「目が大きく、自然に見えるんです。つけまつ毛と同じような効果があります」(吉岡さん)。

メイクで別人に変わった。

Yuya Yoshida / BuzzFeed

普段、私は全くメイクをしない。だから、メイクを頑張る人たちの努力に感動した。

ネットを被り、ウィッグをつける。

Yuya Yoshida / BuzzFeed

目の前の鏡に映る自分を見て「顔の骨格が違うので、やっぱり似てませんね」と吉岡さんに話すと、「それはやる前からわかってたことじゃないですか」とキッパリ。

魔法のようなメイクの力だけでは、無理なんだろう。諦めムードが漂う。

吉岡さん「では、撮ってみますか」

Yuya Yoshida / BuzzFeed

どの安室さんと同じようなポーズで写真を撮るか。その場で、2013年の安室さんに決めた。

その写真がこれだ。美人すぎる!

Dimension Point / Via amazon.co.jp

吉岡さんが言う。

「この写真にするなら、服を脱いでください」。羞恥心に苛まれながら、私は下着姿になった。

そして、マイクの代わりにスマートフォンを持つ。簡単そうに思えたが、意外にも安室さんと同じマイクの持ち方にはならなかった。

下着姿の私に「違くないですか?」と吉岡さんから指導が入る。

Yuya Yoshida / BuzzFeed

なんとか”ぽい”持ち方になり、撮影が始まった。吉岡さんがドライヤーを使ってくれ、髪がすごい勢いでなびく。

ファンの皆さんごめんなさい。100枚近く写真を撮った成果をご覧ください。メイクとウィッグの力でこの私が。。。

Yuya Yoshida / BuzzFeed

こう変わりました!

Yuya Yoshida / BuzzFeed

スライドしてみてください。やっぱり骨格が明らかに違う!でも、メイクの力すごくないですか?

Yuya Yoshida / BuzzFeed、Dimension Point / Via amazon.co.jp
Yuya Yoshida / BuzzFeed、Dimension Point / Via amazon.co.jp
← スライド →
Yuya Yoshida / BuzzFeed、Dimension Point / Via amazon.co.jp

同僚に写真を送ると「ぜ、ぜんぜん似てない…!」と辛辣なコメント。

でも、私は結果に満足して、青山のハンバーガー店に入った。

そして、店を出るときだった。40代と思われる女性客の冷たい視線が私を向く。

とても傷つき、自然と「Don't wanna cry」が脳内再生される。

Yuya Yoshida / BuzzFeed

当たり前のことだが、人の容姿は褒めてあげることが大事。自らメイクをしてみて、それに気づいた。

嬉しいこともあった。その後、男女平等を謳うイベントに足を運ぶと、女子高生から「かわいい!」「化粧きれい!」と言ってもらえた。素直に嬉しかった。

メイクの力もあり、内面も明るくなる。

メイクを落とすのに30分。

Yuya Yoshida / BuzzFeed

メイクをして、誰一人からも「安室ちゃんですか?」と言われなかった。吉岡さんが予想していた通りだった。

けど、めげない。

「安室さんになりたい」との願いが叶ったのだから、どう思われようといいじゃないか。

「なりたい」と思えば挑戦すればいい。男性だってメイクをしたいのならば、すればいい。「なれなかった」でいいのだ。

この姿で会話をした女子高生の「女だから、男だからじゃなくて、人間だからと考えたい」という言葉に胸が熱くなった。

▲自撮りをした私。ハンバーガーを食べたことで、メイクは取れていた。
Kensuke Seya / BuzzFeed

▲自撮りをした私。ハンバーガーを食べたことで、メイクは取れていた。

LOVEST青山さん(http://www.air.st/salon/lovest-aoyama/)ありがとうございました!


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