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事故から9年。写真で伝わる、福島第一原発がどれほど変わったか。

東日本大震災から9年。原発事故があったあの日から、福島第一原発も大きく変わっています。その様子を写真で伝えます。

東京電力・福島第一原子力発電所

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2011年3月12日(左)=東京電力提供、時事通信、2019年10月13日(右)=時事通信

左の写真は、事故発生翌日の福島第一原発。(右から順に)1、2、3、4号機の原子炉建屋はまだ爆発していないが、既にメルトダウンが進んでいました。

右は、2019年の同原発。タンクが林立し、施設が立ち並びます。それらを設置するため、森を切り開いたのがわかります。

原子炉建屋の1号機

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2011年3月12日(左)=東京電力提供、時事通信、2019年11月27日(右)=Keiya Nakahara・BuzzFeed

2号機

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2011年6月1日(左)=東京電力提供、AFP=時事、2019年11月27日(右)=Keiya Nakahara・BuzzFeed

3号機(奥が4号機)

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2011年3月15日(左)=東京電力提供、時事通信、2019年11月27日(右)=Keiya Nakahara・BuzzFeed

防護服

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2013年9月19日(左)=代表撮影、時事通信、2019年4月14日(右)=時事通信

放射線量を抑えるための対策や除染作業が進み、2018年に敷地内の96%で防護服が不要となりました。

Jヴィレッジ

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2013年3月1日(左)=代表撮影、時事通信、2019年11月26日(右)=Kensuke Seya・BuzzFeed

サッカーなどのスポーツ合宿施設として建設された『Jヴィレッジ』は、原発事故後、「前線基地」「中継基地」としての役割を担いました。

しかし、2019年4月、役割を終え、本来のスポーツ施設としての営業を全面再開しました。

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2014年2月18日(左)=時事通信、2019年11月26日(右)=Kensuke Seya・BuzzFeed

資材置き場や駐車場などとして使われたほか、作業員らの仮設宿舎が建てられ、宿泊・休憩場所ともなりました。

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2011年10月7日(左)=東京電力提供、時事通信、2019年11月26日(右)=Kensuke Seya・BuzzFeed

グラウンドでは現在、サッカー少年らの声が響いています。

原発構内は、放射線量を抑えるための対策や除染作業が進み、労働環境も改善されました。

ローソンもできたし

食堂で温かい食事もとれるようになりました。

それでも、廃炉が向けて作業が進む中、課題が山積みなのは変わりません。たとえば、敷地を埋める、これらのタンクの行方です。

タンクには、「処理水」と呼ばれる水が。無色透明で、無臭の液体ですが、放射性物質を少なからず含んでいます。

2020年2月20日現在、敷地には1003基のタンクが並びます。

処理水は増え続けており、東電は「2022年夏」には敷地との兼ね合いで、行き場を失うとしています。

いったい「処理水」とは何か。なぜ処分をすべきなのか。どんな思いで、処分に反対する人がいるのか...。

処理水を巡る問題は、決して福島だけの話ではありません。とても複雑な問題を、9本の記事で紹介しています。こちらから読めます。

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Keiya Nakahara / BuzzFeed