「解散と為替は、ウソを言っても良い」(党首討論・発言詳報)

    日本維新の会の片山虎之助共同代表は、野党の党首でただ一人、安倍首相に「今国会で(衆院を)解散するのか」と質問。くすぶり続ける衆参ダブル選挙の可能性について斬り込んだ。

    時事通信

    国会では6月19日午後、安倍首相と野党党首の党首討論が開かれた。日本維新の会の片山虎之助共同代表は、野党の党首でただ一人、安倍首相に「今国会で(衆院を)解散するのか」と質問。くすぶり続ける衆参ダブル選挙の可能性について尋ねた。

    これに対し、安倍首相は「解散という言葉は頭の片隅にはございません」と否定。内閣不信任案や問責決議案が提出されたとしても、「(解散は)頭の片隅にもない」と改めて否定した。

    片山氏は、「解散と為替は嘘を言って良いということになっている」と飄々と述べた上で、「どうも(頭の)片隅にはあるのでしょう」と発言。議場の笑いを誘った。

    安倍首相と片山氏の討論時間は5分30秒。発言は片山氏が5回、安倍首相が4回。やりとりは4往復だった。

    討論の詳細は以下の通り。

    片山氏「解散と為替は嘘を言って良い」

    時事通信

    片山1:総理、他の党首の人が言いたくても言えないのか、言いたくないのか。国会も間もなく終わりますが、解散を今国会でされるのか、されないのか。

    (議場から笑い)

    安倍1:大変重要な質問でございますが、解散という言葉は頭の片隅にはございません。

    片山2:それでは、野党から内閣不信任案や総理の問責決議案が出たときにはどうするか。

    安倍2:片隅にはありませんし、片隅にもないと言った方が良いかもしれない。

    まずは今日の党首討論において、しっかりを議論をさせていただきたい。この後どのように展開していくかは、国会のみなさまにお任せをしているので、予測するものではない。重ねて申し上げると頭の片隅にもない。

    片山3:解散と為替は嘘を言って良いということになっている。どうも(頭の)片隅にはあるのでしょう。

    (議場から笑い)

    総理も再来年の9月ですよね、自民党総裁の任期は。4選なら知りませんがね。衆議院の任期は、再来年の10月21日。いずれにせよ、この2年数カ月のうちに解散をされるわけでしょ?

    (議場から笑い)

    安倍3:衆議院の任期は再来年の10月まである。任期いっぱいということにもなるでしょうし、私の任期は9月まで。私自身が解散する可能性は、再来年の9月までということになるんだろうと。その後は、その次の方は残りの1カ月の中で判断をされると思う。

    まずは総理大臣としての責任を果たしていくことに全力を尽くしていきたいと思う。

    安倍首相「金融庁の報告書はミスリード」

    時事通信

    片山4:色々年金のことも私なりに質問しようと思った。金融庁のワーキンググループが作った報告書を受け取らないというのが。 諮問をしておいて受け取らない。受け取ったら良いじゃないですか。受け取ったら困るのか。あるいは中を直したら良い。

    安倍4:ワーキンググループがつくった報告書は、拝見したが議論においていわばミスリードする議論。

    年金生活者は月々5万円なければ赤字になっていくかのごとく印象につながっている。これは平均をとっている。

    前提条件についてはあまり報道されていないが、貯金が2500万円あることが前提条件。

    多くの年金生活者は「そんなにない。大変だ」ということになるわけだが、これは平均。1割の方は5000万円以上の貯金があって、それが上に引っ張っている結果。

    庶民の方々にとっては、大変だということにつながっている。年金生活者の生活実態はさまざま。その中で対応していくことが大切。

    では、なぜ麻生副総理が受け取らなかったのかは、政策として取り入れる、預金だけでは足りないの運用したほうが良いというということではなくて、いわば年金の持続可能性については先程来ご説明をしている通り。

    再検証をする上において、政治とは無関係に再検証させていただき、しっかりと数理計算をした上において、ちゃんとお示しさせていただくことになるのだろうと思う。受け取らなかったということは、そういうこと。

    繰り返しになるが、年金についてはこの6年間で380万人の雇用が生まれ、保険料収入が増えた結果、先程悪くなったかの如くの議論があったが、マクロ経済スライドにおいては、平均寿命の伸びれいくにも関わらず、保険料収入が伸びていくことで0.9から0.2になり、その結果0.1プラスに事実上改訂された。

    片山5:受け取らなくても公文書だから、10年は残る。国立公文書館にいく。同じなんですよね。非常に評判がよろしくない。

    麻生副総理、申し訳ないんだけど、メディアの調査なんか見ると7割以上が納得できないと。頼んでおいて答申したものが気に入らないから受け取らないというのは辞めたほうが良い。

    年金について、野党も批判するだけじゃだめなんですよ。具体的な提案をしないと。

    (野次が強まる)

    みんなで議論すべきだと申し上げて終わります。